2022.01.03.Mon
「元禄バロックロック/The Fascination!」

柚香光×星風まどか
三井住友VISAカードシアター
忠臣蔵ファンタジー「元禄バロックロック」
作・演出/谷貴矢
花、咲き乱れる国際都市、エド。
そこには世界中から科学の粋が集められ、百花繚乱のバロック文化が形成されていた。
元赤穂藩藩士の優しく真面目な時計職人、クロノスケは、貧しいながらもエドで穏やかに暮らしていたが、ある日偶然にも時を戻せる時計を発明してしまい、人生が一変する。
時計を利用し博打で大儲け、大金を手にしてすっかり人が変わってしまったのだ。
我が世の春を謳歌するクロノスケであったが、女性関係だけは何故か時計が誤作動し、どうにも上手くいかない。
その様子を見ながら妖しく微笑む女性が一人。
彼女は自らをキラと名乗り、賭場の主であるという。
クロノスケは次第に彼女の美しさに溺れ、爛れた愛を紡いでいくのだった。
一方、クロノスケの元へ、元赤穂藩家老クラノスケが訪ねてくる。
コウズケノスケとの遺恨により切腹した主君、タクミノカミの仇を討つために協力してほしい、と頼みに来たのだ。
だがそこにいたのは、かつての誠実な姿からは見る影も無くなってしまったクロノスケだった。
時を巻き戻したいと嘆くクラノスケに、時計を握りしめ胸の奥が痛むクロノスケ。
だが、次の言葉で表情が一変する。
コウズケノスケには、キラと言う女の隠し子がいることを突き止めたと言うのだった……。
元禄時代に起きた実話をもとに、様々なフィクションを取り入れ紡がれてきた、忠臣蔵。
古来より普遍的に愛されているこの物語を、愛とファンタジー溢れる令和の宝塚歌劇として、エンタメ感たっぷりにお送りします。
クロノスケとキラ、二人の時がシンクロし、エドの中心で愛が煌めく。
バロックロックな世界で刻む、クロックロマネスク。
この公演は、演出家・谷貴矢の宝塚大劇場デビュー作となります。
花、咲き乱れる国際都市、エド。
長きにわたる戦国の世が終わり、平和が訪れて久しい、我々の知る日本とよく似たこの国では、海外の様々な最先端科学を取り入れ、百花繚乱のバロック文化が形成されていた。
幕府を筆頭に、市民たちもハイカラな南蛮文化に夢中で、時代を先取りした華やかな人々が街を行き交っている。
その一方、義や忠、武士道といったものは忘れ去られ、合理性の名の下に金や権力のみが重視される世界になっていた――。
もしも時を巻き戻せたら――そんな誰もが一度は夢見る願いを本当に叶えてしまった男がいた。
元赤穂藩士の時計職人クロノスケ……彼は時計研究に励む真面目な男だったが、ある日偶然にも時を戻せる時計の発明に成功したことから人生が一変する。
賭場に入り浸り、時を戻すいかさまで大儲け、クロノスケは人が変わったかのように我が世の春を謳歌するが、何故か女性を相手にすると時計が誤作動し、上手くいかない。
そんなクロノスケを見て、楽しそうに笑う一人の女性がいた。
賭場の主、キラである。
あなたは、私のことだけ見ていればいい――煌く笑顔でそう語り掛けるキラに、どういうわけだかクロノスケの心はざわめくのだった。
同じ頃、元赤穂藩士の家老クラノスケは、幕府で権勢をふるうコウズケノスケとの遺恨により切腹した主君タクミノカミの無念を晴らすため、仇討ちの計画を水面下で進めていた。
賭場でクロノスケと再会したクラノスケは協力を求めるが、忠義をふりかざして復讐に手を染めることが正義なのか、クロノスケは逡巡する。
そんなクロノスケに、クラノスケはコウズケノスケにキラという名の隠し子がいるという秘密を明かす……。
敵同士と知りながら、自分に近付き笑顔を向けるキラの本当の目的は何なのか……キラを目の前にすると、不思議と懐かしい日の記憶が蘇るような感覚にとらわれるのは一体なぜなのか……。
やがてクロノスケは、時計の針が刻んできた“本来の物語”を知ることになる――。
レビュー・アニバーサリー
「The Fascination(ザファシネイション)!」-花組誕生100周年そして未来へ-
作・演出/中村一徳
1921年、宝塚歌劇の公演数増加に伴い花組と月組が誕生し、初の花組公演が開催されました。
2021年は花組が誕生してちょうど100年。
そして、この公演では柚香光、星風まどかの花組新トップコンビが誕生致します。
新しい花組の始まりを、誕生100年と共に祝う華やかなショー作品『The Fascination!』。
“花”をテーマにした華やかなダンスシーンを中心に、花組の伝統を未来へとつないでいく、“魅力”溢れるダンシング・ステージをお楽しみください。

花組新トップコンビ・れいまどの大劇場お披露目公演。
プラス花組誕生100周年記念公演

をなぜに花組生え抜きのカレー・華たん・セトパンでなく、花に縁もゆかりもない宙組生え抜きの元娘1を迎えて祝うのか。
巷じゃエリザを演るなんて話もあったけど、蓋を開けてみれば何のことはない、ただのオリジナル演目やんけ。
2021年11月6日〜12月13日(宝塚大劇場)、2022年1月2日〜2月6日(東京宝塚劇場)
花組5年ぶりの年またぎ公演。
今作から花組もようやく新公復活+組子全員での出演が可に。実に2年ぶり。
新たに組配属となった花組107期生研1もデビュー。
そして退団者。
鞠花ゆめ(92期)・真鳳つぐみ(95期)・U波K(96期)・雛リリカ(97期)ら4名。
鞠花姐さんの退団は正直惜しい!!前々作での好演も記憶に新しく、このまま残って管理職→専科コースを歩んでほしかった。
どうせエリザ演るなら、この人のゾフィーかリヒテンシュタインか死刑囚の母かルドヴィカかマダム・ヴォルフかブラックネル夫人かカルロッタかクィーン・ダイアナが観たかったよぉぉぉぉ

そして長らく待ち望んだコノカタもようやく退めてくださるということで…

ありがとうございますそして
文春推せないジェンヌランキング5位おめでとうございます

今公演をもって、高翔組長が研32にして専科に異動。
後任に美風副組長(研26)が組長昇格。
新副組長には航琉ひびき(研15)が就任。ついに93期から管理職が出る時代になったぜ。
静乃めぐみ(研1)が体調不良により11/11〜全日程休演。
瀬七波いろ(研1)も体調不良によりムラのみ全日程休演。東宝はショーと新公のみ休演。
そして…
悲劇は繰り返される。
東京公演始まってすぐ1月8〜10日の3日間6公演が突如休止に。
案の定、公演休止期間が延び、1月8〜23日の14日間25公演がナッシングに。
その後さらに休止期間が延び、1月8〜27日の17日間30公演がナッシングに。
その後さらに休止期間が延び、1月8〜29日の計19日間33公演がナッシングに。
東京新公も無念のナッシングに…

残すは1月30日〜2月6日の計7日間12公演のみ。
東宝は結局、最初の数日と最後の1週間しか上演できない有り様に…。
柚香政権発足後、初めてムラでは全日程完走できたのに…。
ハイ

クロノスケ/ 柚香光
(赤穂藩出身の時計職人。時を戻せる時計を発明する)
クラノスケ/ 永久輝せあ
(赤穂藩の家老)
リク/ 華雅りりか
(クラノスケの妻)
チュウザエモン/ 高翔みず希
(赤穂藩の老臣)
ソウエモン/ 一之瀬航季
(赤穂藩の家臣)
ヤスベエ/ 飛龍つかさ
(赤穂藩の家臣)
ゲンゴエモン/ 帆純まひろ
(赤穂藩の家臣)
トウザエモン/ 涼葉まれ
(赤穂藩の家臣)
キンエモン/ 天城れいん
(赤穂藩の家臣)
タダシチ/ 美空真瑠
(赤穂藩の家臣)
ゲンゾウ/ 愛乃一真
(赤穂藩の家臣)
カズエモン/ 侑輝大弥
(赤穂藩の家臣)
タクミノカミ/ 聖乃あすか
(赤穂藩藩主。エド城内でコウズケノスケに斬りかかった責めを負い、切腹した)
ダイガク/ 聖乃あすか
(タクミノカミの弟)
コウズケノスケ/ 水美舞斗
(エド幕府重臣。ツナヨシの命を受け、時を戻せる時計の完成を急ぐ)
カエデ/ 美羽愛

(コウズケノスケのくノ一)
ツバキ/ 星空美咲
(コウズケノスケのくノ一)
ツナヨシ/ 音くり寿
(見目麗しい少年将軍)
ケイショウイン/ 美風舞良
(将軍ツナヨシの母)
ヨシヤス/ 優波慧
(ツナヨシの御用人)
ケンペル/ 航琉ひびき
(ヨーロッパの学者)
公使/ 春矢祐璃・龍季澪
キラ/ 星風まどか
(エドの格式高い賭場・ラッキーこいこいの主)
ヒサミチ/ 和海しょう
(ラッキーこいこいの男衆)
シミズ/ 羽立光来
(ラッキーこいこいの男衆)
アンズ/ 春妃うらら
(ラッキーこいこいで働く女)
キキョウ/ 都姫ここ
(ラッキーこいこいで働く女)
カリン/ 凛乃しづか
(ラッキーこいこいで働く女)
ユリ/ 糸月雪羽
(ラッキーこいこいで働く女)
サツキ/ 咲乃深音
(ラッキーこいこいで働く女)
ラン/ 朝葉ことの
(ラッキーこいこいで働く女)
モモ/ 愛蘭みこ
(ラッキーこいこいで働く女)
ユズ/ 美里玲菜
(ラッキーこいこいで働く女)
ニザエモン/ 太凰旬
(ラッキーこいこいの常連客)
サンスケ/ 峰果とわ
(ラッキーこいこいの常連客)
シロウ/ 高峰潤
(ラッキーこいこいの常連客)
ゴエモン/ 泉まいら
(ラッキーこいこいの常連客)
ロクタロウ/ 和礼彩
(ラッキーこいこいの常連客)
ナナマル/ 翼杏寿
(ラッキーこいこいの常連客)
ハチベエ/ 海叶あさひ
(ラッキーこいこいの常連客)
キュウゾウ/ 夏希真斗
(ラッキーこいこいの常連客)
ヨミウリ/ 希波らいと

(瓦版売り)
スラレ/ 真鳳つぐみ
(エドの町人)
スラレモン/ 紅羽真希
(エドの町人。スラレの夫)
イッペイ/ 舞月なぎさ
(エドの町人)
アヤメ/ 鞠花ゆめ
(エドの町人)
アズサ/ 若草萌香
(エドの町人)
スリ/ 芹尚英
(エドの町人)
風車屋/ 雛リリカ
(エドの町人)


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¥11,000 Blu-ray 2021年合併号
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