2021.09.17.Fri

「柳生忍法帖/モアー・ダンディズム!」

 

  
         礼真琴
   
宝塚剣豪秘録「柳生忍法帖
原作/山田風太郎 脚本・演出/大野拓史
山田風太郎の小説「柳生忍法帖」。
史実にフィクションを織り交ぜ壮大なスケールで描く傑作時代小説の初の舞台化に、宝塚歌劇が挑みます。
寛永年間。暴政を敷く会津藩主・加藤明成を見限り出奔した家老・堀主水の一族に、復讐の手が迫る。
明成は堀主水の断罪だけでは飽き足らず、幕府公認の縁切寺・東慶寺に匿われた堀一族の女たちをも武力をもって攫おうとする。
しかしそれは、男の都合に振り回された生涯を送り、女の最後の避難場所として東慶寺を庇護してきた天樹院(豊臣秀頼の妻であった千姫)には許しがたい事であった。
女の手で誅を下さねばならぬ。
そう心定めた天樹院は、敵討ちを誓う女たちの指南役として、密かに一人の武芸者を招聘する。
将軍家剣術指南役の嫡男ながら城勤めを嫌い、剣術修行に明け暮れる隻眼の天才剣士、柳生十兵衛。
女たちを託された十兵衛は、死闘を繰り広げながら会津へと向かう。
待ち受けるのは、藩を牛耳る謎の男・芦名銅伯と、銅伯の娘で明成の側室ゆら。
果たして十兵衛たちは、凶悪な敵を打ち倒すことが出来るのか…。

寛永年間、鎌倉の尼寺・東慶寺。
男子禁制のこの寺に、高名な禅僧・沢庵和尚に案内され、密かに足を踏み入れる一人の武芸者がいた。
柳生十兵衛――将軍家剣術指南役・柳生宗矩の嫡男ながら、堅苦しい城勤めを嫌い、剣術修行の旅に明け暮れる隻眼の天才剣士、その人である。
十兵衛はある依頼を受けていた。
それは暴政を敷く会津藩主・加藤明成を見限り出奔した家老・堀主水の、残された一族の女たちに迫る復讐の手を阻むというものである。
藩主・明成は、堀主水を断罪するだけでは飽き足らず、幕府公認の縁切り寺として知られる東慶寺に駆け込んだ堀一族の女たちをも武力をもって攫おうとする。
しかしそれは、男たちの都合に振り回される生涯を送り、女たちの最期の避難場所として東慶寺を庇護してきた天樹院、かつて豊臣秀頼の妻であった千姫には許しがたい事であった。
是が非でも女の手で誅を下さねばならぬ。
そう心定めた天樹院の命により、十兵衛は敵討ちを誓う堀一族の女たちの指南役となったのだ。
十兵衛は、日々女たちに軍学を教示する。
命懸けの修練を続けた女たちは十兵衛と共に、七本槍と呼ばれる明成の家臣・漆戸虹七郎ら強敵たちと死闘を繰り広げる。
遂にその戦いの地は、江戸から明成の本拠地会津へと移る。
会津には、藩に仕える芦名一族の頭領・芦名銅伯が待ち受けていた。
藩を牛耳ろうとする謎の男・銅伯は、明成の側室である娘のゆらを用いて明成を篭絡し、かつて会津の支配者であった芦名氏の再興を目論んでいる。
次々と立ちはだかる凶悪な敵を、果たして十兵衛たちは打ち倒すことが出来るのか。
十兵衛の剣が閃光のごとく舞う――。

ロマンチック・レビュー「モアー・ダンディズム!
作・演出/岡田敬二
宝塚歌劇の永遠のテーマである“男役の美学”を追求する“ダンディズム”シリーズ。
1995年花組・真矢みき主演の「ダンディズム!」、2006年星組・湖月わたる主演の「ネオ・ダンディズム!」に続く第三弾をお届け致します。
宝塚レビューの伝統を継ぐ品位ある華やかさと香り、そして色彩感溢れるロマンチック・レビューの世界とトップスター礼真琴を中心としたエネルギッシュな星組生との融合をどうぞお楽しみください。

  

 
ことなこ大劇場3作目。
2021年9月18日〜11月1日(宝塚大劇場)、11月20日〜12月26日(東京宝塚劇場)
の公演スケジュール。
今作から星組もようやく新公復活&下級生交互出演解除。
組配属となった107期研1生も星組デビュー。
ことなこお披露目眩耀がコロナ影響で中断し、2作目ロミジュリも緊急事態宣言により中断。
果たして三度目の正直、なるのか…。
そして退団者。
紫月音寧(92期)・夢妃杏瑠・愛月ひかる(93期)・漣レイラ(94期)・彩葉玲央(97期)・湊璃飛(98期)・澄華あまね(102期)ら7名。
ハイまた出た2番手斬り!!
2010年に世間を震撼させた雪2(研17)斬りから9年後の2019年に月2(研16)が、そして2021年に花2(研18)が、そこから間を置かずに星2(研15)が!!!
この流れでいくと次は新月2(研16)なんだろうな…。
ちなみに専科からの特出無しで星組が公演するのは、大劇場では実に2012年の「ダンサ セレナータ」以来。
 
しっかし…
 
 

 
 
役多いな!!
  
  

  
  
ハイ
主な配役
加藤明成/  輝咲玲央
(会津藩の藩主。父・加藤嘉明の跡を継ぎ二代目藩主となったが、悪政が原因で、先代からの家老・堀主水の一族が藩より出奔する会津騒動が起こる)
ゆら/  舞空瞳
(加藤明成の愛妾。芦名銅伯の娘。父に明成の側室に送り込まれ、寵愛を得て、その権力奪取の一翼を担う)
芦名銅伯/  愛月ひかる
(加藤明成に仕える謎多き人物。芦名一族の長。芦名一族は、鎌倉時代から会津の支配者であったが、戦国時代末期に伊達政宗に敗れ、滅んだ。その再興を悲願とする銅伯は、まず娘のゆらを明成の側室に送り込み、篭絡。次いで、明成の悪政を諫める家老・堀主水の一族を、会津藩を抜け退転するように追い込み、遂に藩の実権を手に入れた。徳川幕府にて重きをなす天海大僧正とは、血を分けた双子の間柄)
具足丈之進(ぐそく・じょうのしん)/  漣レイラ
(芦名一族の精鋭・会津七本槍の一人。人を人と思わぬ残忍さがあり、使役する天丸、地丸、風丸たちを、捨て駒に用いて戦う)
天丸/  瑠璃花夏
(会津藩のある村落の少年だったが、姉が攫われて藩主の妾にされた為、姉が酷い目に遭わぬよう、命ぜられるまま使役されている。地丸、風丸の兄)
地丸/  星咲希
(天丸の弟。風丸の兄。天丸と同様、命ぜられるまま使役されている)
風丸/  綾音美蘭
(天丸、地丸の弟。天丸と同様、命ぜられるまま使役されている)
天丸の姉/  都優奈
(会津藩の村落出身の娘。会津七本槍に攫われ、鶴ヶ城に妾として囚われている。天丸、地丸、風丸の姉)
司馬一眼房(しば・いちがんぼう)/  ひろ香祐
(芦名一族の精鋭・会津七本槍の一人。僧形ながら無慈悲であり、酷薄な振る舞いを嬉々として行う破戒僧)
漆戸虹七郎(うるしど・こうしちろう)/  瀬央ゆりあ
(芦名一族の精鋭・会津七本槍の一人。剣術の達人であり、剣豪と名高い柳生十兵衛との勝負に執着する)
鷲ノ巣廉助(わしのす・れんすけ)/  綺城ひか理
(芦名一族の精鋭・会津七本槍の一人。武士らしい佇まいの美丈夫ながら、人面獣心の振る舞いを平然として恥じない)
平賀孫兵衛(ひらが・まごべえ)/  天華えま
(芦名一族の精鋭・会津七本槍の一人。野性味のある精悍な男。長槍の名手として恐れられている悪漢)
大道寺鉄斎(だいどうじ・てっさい)/  碧海さりお
(芦名一族の精鋭・会津七本槍の一人。文人めいた佇まいだが、理非曲直を弁えず、無道な振る舞いを見せる奸賊)
香炉銀四郎(こうろ・ぎんしろう)/  極美慎
(芦名一族の精鋭・会津七本槍の一人。七人の中でも若い、美少年。その美貌を悪事に利用する)
  
堀主水/  美稀千種
(会津藩の家老。お千絵の父。先代藩主・加藤嘉明に見出され、家老となった。現藩主・加藤明成の悪政を諫めるも聞き入れられず、藩より退転。逃亡先で捕えられ、加藤家の江戸屋敷で処刑される)
お千絵/  小桜ほのか
(堀一族の女性。堀主水の娘。藩主の悪政を諫めた父が藩を退転した際、一族の女たちを率い、鎌倉の東慶寺へ避難した。父の処刑後、千姫の後援を得て、柳生十兵衛を師に迎え、会津七本槍や加藤明成への敵討ちを志す)
お笛/  澪乃桜季
(堀一族の女性。お千絵の婢。千姫の後援を得て、柳生十兵衛を師に迎え、会津七本槍や加藤明成への敵討ちを志す)
真鍋小兵衛/  天希ほまれ
(堀主水の弟。さくらの父。堀主水と行動を共にし、処刑された堀一族の一人)
さくら/  紫りら
(堀一族の女性。真鍋小兵衛の娘。千姫の後援を得て、柳生十兵衛を師に迎え、会津七本槍や加藤明成への敵討ちを志す)
多賀井又八郎/  夕渚りょう
(堀主水の弟。お沙和の夫。堀主水と行動を共にし、処刑された堀一族の一人)
お沙和/  夢妃杏瑠
(堀一族の女性。多賀井又八郎の妻。千姫の後援を得て、柳生十兵衛を師に迎え、会津七本槍や加藤明成への敵討ちを志す)
板倉不伝/  天路そら
(堀家の家臣、親族。お鳥の父。堀主水と行動を共にし、処刑された堀一族の一人)
お鳥/  音咲いつき
(堀一族の女性。板倉不伝の娘。千姫の後援を得て、柳生十兵衛を師に迎え、会津七本槍や加藤明成への敵討ちを志す)
稲葉十三郎/  彩葉玲央
(堀家の家臣。お圭の夫。堀主水と行動を共にし、処刑された堀一族の一人)
お圭/  音波みのり
(堀一族の女性。稲葉十三郎の妻。千姫の後援を得て、柳生十兵衛を師に迎え、会津七本槍や加藤明成への敵討ちを志す)
金丸半作/  湊璃飛
(堀家の家臣。お品の夫。堀主水と行動を共にし、処刑された堀一族の一人)
お品/  紫月音寧
(堀一族の女性。金丸半作の妻。千姫の後援を得て、柳生十兵衛を師に迎え、会津七本槍や加藤明成への敵討ちを志す)
 
千姫(天樹院)/  白妙なつ
(将軍・徳川家光の姉。かつて豊臣秀頼の妻であった。秀頼の娘・天秀尼の義母。二度の政略結婚を経験した過去から、女人救済の縁切寺である尼寺・東慶寺を保護していたが、その寺域を堀一族の女たちを追う会津藩の軍兵が侵した事に激怒し、女たちの敵討ちの支援を決める)
吉田修理/  大輝真琴
(千姫の家臣)
天秀尼/  有沙瞳
(鎌倉・東慶寺の住持。豊臣秀頼の娘だが、大阪城落城の際に千姫の義娘とされ、出家を条件に助命された)
台月尼/  彩園ひな
(東慶寺の尼僧)
明玉尼/  紅咲梨乃
(東慶寺の尼僧)
 
沢庵和尚/  天寿光希
(禅僧。千姫や将軍・徳川家光も帰依する高名な人物。千姫に請われ、堀一族の女たちの敵討ちの指南役に、柳生十兵衛を推挙する)
雲林坊/  咲城けい
(禅僧。沢庵和尚が住持を務める、品川・東海寺の僧。雲水姿で堀一族の女たちを支援する)
薬師坊/  奏碧タケル
(禅僧。東海寺の僧。雲水姿で堀一族の女たちを支援する)
十乗坊/  紘希柚葉
(禅僧。東海寺の僧。雲水姿で堀一族の女たちを支援する)
嘯竹坊/  羽玲有華
(禅僧。東海寺の僧。雲水姿で堀一族の女たちを支援する)
心華坊/  碧音斗和
(禅僧。東海寺の僧。雲水姿で堀一族の女たちを支援する)
竜王坊/  御剣海
(禅僧。東海寺の僧。雲水姿で堀一族の女たちを支援する)
多聞坊/  天飛華音
(禅僧。東海寺の僧。まだ見習い)
 
柳生十兵衛/  礼真琴
(隻眼の天才剣士。将軍家剣術指南役・柳生宗矩の嫡男ながら、堅苦しい城勤めを嫌い、武者修行の日々に明け暮れていたが、幼い頃より様々に教えを受けた禅僧・沢庵和尚の推挙で、敵討ちを願う堀一族の女たちの指南役となる)
柳生宗矩/  朝水りょう
(将軍家剣術指南役。柳生十兵衛の父。将軍・徳川家光からの信任が深く、惣目付など幕府の重責を担い、柳生家を大名に育て上げた)
木村助九郎/  遥斗勇帆
(柳生宗矩の高弟)
出淵平兵衛/  蒼舞咲歩
(柳生宗矩の高弟)
庄田喜左衛門/  朱紫令真
(柳生宗矩の高弟)
村田与三/  希沙薫
(柳生宗矩の高弟)
狭川新左衛門/  煌えりせ
(柳生宗矩の高弟)
 
間宮主馬/  颯香凜
(江戸在住の旗本・間宮大学の嫡男。妻となる田鶴と共に、祝言の夜、会津七本槍に攫われる)
田鶴/  二條華
(間宮主馬の花嫁。祝言の夜、主馬と共に会津七本槍に攫われる)
  
おとね/  水乃ゆり
(下野・古河宿の本陣、紙屋の娘。香炉銀四郎の美少年ぶりに惑い、攫われて、加藤明成の慰み者にされる)
紙屋五郎右衛門/  夕陽真輝
(紙屋の主人。おとねの父)
紙屋の妻/  七星美妃
(紙屋五郎右衛門の妻。おとねの母)
   
喜四郎/  鳳真斗愛
(会津藩の村落の百姓の男。藩主の暴政に耐えかねる)
お蝶/  華雪りら
(会津藩の村落の娘。会津七本槍に攫われそうになるところを、柳生十兵衛たちに助けられる)
お浜/  澄華あまね
(会津藩の村落の娘。会津七本槍に攫われそうになるところを、柳生十兵衛たちに助けられる)
 
 
 

星組「柳生忍法帖」
2021年10月号
      
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