2021.04.02.Fri

「アウグストゥス/Cool Beast!!」

 

  
                柚香光
 
ドラマ・ヒストリ「アウグストゥス-尊厳ある者-」
作・演出/田渕大輔
ローマ史上初の皇帝となり、「尊厳者」を意味する“アウグストゥス”の称号を贈られたオクタヴィアヌス帝。
彼はいかにして、志半ばで死したカエサルの後継者となったのか?
カエサルの腹心・アントニウスや、ブルートゥスらとの対立の果てに、「パクス・ロマーナ(ローマの平和)」の境地に至った若き英雄の姿を、フィクションと史実とを織り交ぜて描く。
紀元前46年。政敵ポンペイウスを討ち、ローマに帰還したカエサルの凱旋式当夜。
ユリウス家の邸では、カエサルと敵対していた貴族たちとの和解の宴が催される。
そこに現れた招かれざる客…それは、今は亡きポンペイウスの娘・ポンペイア。
彼女は無謀にもカエサルに斬りかかり、父の仇を討とうとするが、ユリウス家の末裔であるカエサルの大甥・オクタヴィウスがそれを阻止する。
オクタヴィウスは、ポンペイアを赦す事こそ真の和解の印だとカエサルに訴え、彼女を助けようとするのだが…。

紀元前46年。長きに亘る内乱の末、政敵ポンペイウスに勝利しローマに帰還したガイウス・ユリウス・カエサルの凱旋式当夜。
ユリウス家の邸では、カエサルと敵対していた貴族たちとの和解の宴が催されていた。
そこにはカエサルの後継者と目されている腹心マルクス・アントニウス、カエサルの愛人でエジプトの女王クレオパトラ7世、更には、息子同様に厚遇されていたにも拘わらず、内乱時にはカエサルに反旗を翻したブルートゥスらの姿があった。
カエサルがブルートゥスに乾杯の音頭を取るよう命じたその時、今は亡きポンペイウスの娘・ポンペイアが姿を現す。
無謀にも父の形見の剣でカエサルに斬りかかるポンペイア。
だが、ユリウス家の末裔でカエサルの大甥・ガイウス・オクタヴィウスがそれを制する。
彼は補佐役のアグリッパを伴い遊学先のギリシャから祝いの席に駆けつけていたのだ。
アントニウスは、ポンペイアを捕らえ見せしめに広場に吊るし上げるよう命じるが、オクタヴィウスはポンペイアを赦す事こそ真の和解の印だとカエサルに進言、彼女を救う。
しかしポンペイアは、憎しみの言葉をオクタヴィウスにぶつけ、その場を立ち去っていくのだった…。
同じ理想を持っていた筈のポンペイウスと何故戦わなければならなかったのかと問うオクタヴィウスに、ローマを平和に導くために必要なのは、共和政ではなく独裁なのだとカエサルは語る。
共和政の下、憎しみ合う事のない新しい時代が始まると期待に胸躍らせていたオクタヴィウスは、思いもかけないカエサルの言葉に複雑な感情を抱くのだった。
翌日、フォロ・ロマーノ(広場)では、ローマ初の終身独裁官となったカエサルの大胆な政策が次々と明かされていく。
アントニウスとオクタヴィウスの姉・オクタヴィアの結婚も発表され、民衆たちは熱狂する。
だがその裏で、カエサルの独裁に危機感を抱く者たちもいた。
元老院議員のキケロやポンペイウスを支持していたカッシウスらは、共和政を救うため、今一度立ち上がるようブルートゥスに迫る。
一方、フォロ・ロマーノを後にしたオクタヴィウスはポンペイアの邸を訪ねていた。
カエサルへの深い憎しみを吐露するポンペイアに対し、憎しみから救いたいと語るオクタヴィウス。
復讐だけが生きる望みであったポンペイアの心は彼の温かさに触れ、激しく揺れ動く…。
数日後、ついにブルートゥスらがカエサル暗殺を決行。
混乱の中行われた葬儀の場で、カエサルの遺言が読み上げられる。
そこに記されていたカエサルの後継者の名――それは、ブルートゥスでもアントニウスでもなく、”ガイウス・オクタヴィウス”、ローマの平和を願う一人の若き男の名であった。
新たな英雄オクタヴィウスを讃える民衆の声が、次第にカエサルを殺したブルートゥスへの憎しみへと変わっていく。
その声に扇動されるようにオクタヴィウスはブルートゥスへの復讐を誓うが…。

パッショネイト・ファンタジー「Cool Beast!!」
作・演出/藤井大介
野性的な色気を持った柚香光は、まさにCool Beast!!
柚香光が「Beast=野獣」に、華優希が「艶花」に扮し、美しく心優しいBeastが見た夢を、ストーリー仕立てで綴る魅惑の世界。
個性豊かな花組生達がお届けする、パッショネイトで刺激的なラテン・ショーをお楽しみください。

   

  
れいはな大劇場2作目にして、早くもれいはな解散公演。
プラス・セトパン悲劇の2番手斬り公演。
新公休止・下級生交互出演、継続。
専科から夏美よう(芝居のみ)・美穂圭子(ショーのみ)・凪七瑠海(芝居・ショー共)参戦。
え、こんなに専科さんのフォロー必要ですか
退団者は計6名。
華優希(100期)・瀬戸かずや(90期)・冴月瑠那(90期)・美花梨乃(93期)・更紗那知(96期)・澄月菜音(98期)。
娘1と2番手と副組長が一気に退団するという、ヅカ史上前例を見ない悲劇の退団公演也。まコロナの影響とかもあるんでせうが…。
娘1の退団に伴い、予想通り次作から専科のアノヒトがスライド。
副組長の後任には宙組から美風舞良が異動予定。
 
本来、
2020年10月2日〜11月9日(宝塚大劇場)、11月27日〜12月27日(東京宝塚劇場)
の公演スケジュールだったのが…
新型コロナウイルス感染拡大防止による公演延期を経て、
2021年4月2日〜5月10日(宝塚大劇場)、5月28日〜7月4日(東京宝塚劇場)
恒例の半年遅れでのリスタートに。
 
いちお今作から生オケは復活みたいよ。
にしても花副組長、すぐに辞めすぎ。
芽吹幸奈冴月瑠那、90期バトン渡し。どちらも1年も持ってへんやないか。
そんなキツイのか?!
  
そして…
  
  

 
 
悲劇は繰り返される…。
新型コロナ影響により、4月26日〜5月10日が突如公演休止に。
5月10日のムラ千秋楽のみ無観客公演を行い、ライブ配信を行う形へ切り替え。
トップの退団やお披露目ならまだしも、劇団から厄介払いされる形で辞めてく娘1と男2には、こうも劇団は冷たいか。
サヨナラショーや千秋楽セレモニーやら全部無観客でやってください。次たまさく退団公演が控えてるんで。そっちもうこれ以上延ばすわけにいかないんで。東京では有観客でできるかもなんだからいいでしょ別に的な。
酷いね。実に酷い。
美遥あゆ(研2)が怪我のため東京公演A日程を全休演。
代役として鈴美椰なつ紀(研6)がA・B両日程とも出演とな。
   
   

 
 
ハイ
主な配役
ガイウス・オクタヴィウス/  柚香光
(ローマの名門ユリウス家の末裔。カエサルの大甥)
アグリッパ/  水美舞斗
(オクタヴィウスの盟友。補佐役として軍事を担当)
マエケナス/  聖乃あすか
(オクタヴィウスの補佐役。外交を担当)
アティア/  鞠花ゆめ
(オクタヴィウスの母)
オクタヴィア/  音くり寿
(オクタヴィウスの姉。アントニウスの婚約者)
マルクス・アントニウス/  瀬戸かずや
(一兵卒から成り上がり、カエサルの腹心となったローマの軍人)
ガイウス・ユリウス・カエサル/  夏美よう(専科)
(内乱を制したローマ共和国の執政官。オクタヴィウスの大伯父)
ダモン/  舞月なぎさ
(ユリウス家の奴隷長)
クレオパトラ7世/  凪七瑠海(専科)
(カエサルの愛人。エジプトの女王)
アポロドラス/  和海しょう
(クレオパトラの側近)
アイラス/  若草萌香
(クレオパトラの侍女)
シャーミアン/  冴月瑠那
(クレオパトラの侍女)
ポンペイア/  華優希
(カエサルの政敵であった今は亡きポンペイウスの娘)
レオノラ/  美花梨乃
(ポンペイアの奴隷)
ブルートゥス/  永久輝せあ
(ポンペイウス派の指導者)
キケロ/  高翔みす希
(ローマの政治家。古老の元老院議員)
キンベル/  飛龍つかさ
(元ポンペイウス派の議員)
カッシウス/  優波慧
(元ポンペイウス派の議員)
シンバ/  帆純まひろ
(元ポンペイウス派の議員)
トレボニウス/  希波らいと
(元ポンペイウス派の議員)
議員/  澄月菜音・愛乃一真・春矢祐璃・翼杏寿・泉まいら・龍季澪
  
サレナス/  航琉ひびき
(広報官)
ガルバ/  羽立光来
(広報官)
ルフィオ/  峰果とわ
(広報官)
 
大神官/  華雅りりか
神々更紗那知・紅羽真希・凛乃しづか・一之瀬航季・芹尚英・侑輝大弥・美羽愛
(人々の憎しみの化身)
/  飛龍つかさ・和海しょう・泉まいら
  
  
  
         
花組公演「アウグストゥス」  花組公演「アウグストゥス」
¥11,000 Blu-ray      2021年5月号
  
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