2020.09.24.Thu

「WELCOME TO TAKARAZUKA/ピガール狂騒曲」

       

  
               珠城りょう
         
JAPAN TRADITIONAL REVUE
「WELCOME TO TAKARAZUKA-雪と月と花と-」
監修/坂東玉三郎 作・演出/植田紳爾
日本人の精神性の原点ともされる「雪月花」。
四季折々の自然の美しさ、そこから生まれる心情をテーマに紡ぎ上げる、宝塚歌劇ならではの日本物レビュー。
宝塚歌劇の伝統である洋楽での日本舞踊の魅力を、より多くの人々にお届け出来るよう、世界中で愛され続ける名曲を用いて構成致します。
また、この作品は、歌舞伎界のみならず様々な舞台で活躍を続ける坂東玉三郎氏が初めて宝塚歌劇の監修にあたります。

ミュージカル「ピガール狂騒曲」〜シェイクスピア原作『十二夜』より〜
作・演出/原田諒
1900年、パリ。モンマルトルの丘の麓に位置する歓楽街ピガール。
そこは多くの芸術家たちが集い、あまたの恋が生まれた場所でもあります。
シェイクスピア喜劇の最高傑作と言われる「十二夜」の世界を、ベル・エポック(輝かしき時代)と謳われた古き良き時代のパリ・ピガールに移し、当時活躍した実在の人物を巧みに織り交ぜ描き出すミュージカル。
舞台は、今もピガールに残るミュージック・ホール「ムーラン・ルージュ」。
まさに時代の象徴とも言えるこの場所に、偶然にも顔を揃える様々な秘密を背負った男女。
彼らの思いが幾重にも絡み合い繰り広げられる恋の駆け引き、恋の鞘当てが、明るく楽しく軽妙洒脱に、そしてロマンティックに展開する祝祭劇です。
彼らの恋の顛末と共に、ミュージック・ホールを彩る美しく豪華絢爛なレビューシーンも大きな見どころ。
春の公演ならではの煌びやかで華やかなムードを更に盛り上げます。
なお、この作品の宝塚大劇場公演は第106期生のお披露目公演となります。

1900年、パリ。後にベル・エポック(輝かしき時代)と謳われるこの頃、万国博覧会の開催に人々は浮かれ、新世紀の到来に沸き立っていた。
そんな時代の象徴、モンマルトルの丘の麓に聳え立つ赤い風車――ムーラン・ルージュ。
パリ一番のミュージック・ホールとして知られていたが、新興のレビュー小屋に客を取られ、今や経営難に陥っている。
支配人のシャルル・ジドレールは、ある女性を新作のレビューの主役に立てることで起死回生を図ろうとしていた。
彼女の名はガブリエル・コレット
今をときめく人気作家アンリ・ゴーティエ=ヴィラール(ウィリー)の妻であるガブリエルは、一作家夫人に留めておくには勿体ないほどの美貌の持ち主で、ウィリーの代表作「クロディーヌ」のモデルと目されていた。
そんな彼女がムーラン・ルージュに登場すれば話題性は抜群、客を呼ぶ目玉になるが、一体どうやってガブリエルを口説き落とすのか?
シャルルが途方に暮れていたその時、一人の青年がムーラン・ルージュを訪ねてくる。
彼はジャック・ヴァレットと名乗り、夢のあるこの場所で働かせて欲しいと頼み込む。
どんな仕事でも構わないというジャックに、シャルルはガブリエルの説得を命じ、その役目を果たせたら秘書として雇うと約束する。
早速ガブリエルのもとへ赴くジャックだが……実は重大な秘密を抱えていた。
女なのである。
本当の名前はジャンヌといい、ある理由から女性であることを隠し、男装していたのだった。
そうとは知らず、ジャックの訪問を受けたガブリエルは彼に一目惚れしてしまう。
ウィリーの小説は全てガブリエルの書いたものであり、都合良く使われることにうんざりした彼女は夫と別居中の身。
巷の男たちとは正反対の清々しさと、どこか中世的な不思議な魅力を持つジャックに恋したガブリエルは、ジャックが相手役を務めることを条件に出演を承諾する。
しかも彼女は、男女の愛を情熱的に表現したデュエットダンスに挑戦したいという。
ジャックは女性であることがばれてしまうと焦り、断固拒否するが、シャルルの切実な言葉に押し切られ、仮面を付けること、そして手以外には触れないことを条件に渋々要求をのむのだった。
リハーサルが始まり、日ごとジャックへの恋心を募らせていくガブリエル。
一方ジャックは、ムーラン・ルージュを心から愛し、少年のように瞳を輝かせて夢を語るシャルルに心惹かれ、封じていた女心を抑えきれなくなっていく。
新作「ラ・ヴィ・パリジェンヌ」の初日。
シャルルの狙い通り、劇場には大勢の客が押し寄せていた。
その中には、ジャックに瓜二つの男性がいた。
ヴィクトール・バーレンベルク、ベルギーの名門貴族の跡取りである彼は、この街にいるはずの腹違いの妹を探しにパリへやってきていたのだ。
ガブリエルの美貌に魅せられ、舞台に熱い視線を送るヴィクトール。
だが、レビューが最高潮に盛り上がった時、思いがけないハプニングが起こる。
ジャックとガブリエル、そしてヴィクトールを巻き込んでムーラン・ルージュは上を下への大騒動に。
はたしてこの顛末やいかに――!?

    

 
たまさく大劇場3作目。
第106期生初舞台お披露目公演。
専科からミエコ劇団特別顧問、降臨。
そして何と研64にして電撃退団なう。
春の公演予定だったのに、まさかの…
  
   

  
  

 
本来、
2020年4月24日~6月1日(宝塚大劇場)、6月19日~7月26日(東京宝塚劇場)
の公演スケジュールだったのが…
新型コロナウイルス感染拡大防止による公演延期を経て、
9月25日~11月1日(宝塚大劇場)、11月20日~2021年1月3日(東京宝塚劇場)
まさかの年またぎ公演に。
恒例の舞台上での密を避けるための出演者削減による下級生交互出演。
そしてついに新公もナッシングに。
106期生、いまだお披露目叶わず…。
  
  

  
    
ハイ
主な配役
ジャック・ヴァレット(ジャンヌ)/  珠城りょう
(母を亡くしムーラン・ルージュの裏方として働く)
ルイーズ/  白雪さち花
(ジャンヌの亡き母の友人)
シャルル・ジドレール/  月城かなと
(ムーラン・ルージュの創業者であり支配人)
ガブリエル・コレット/  美園さくら
(流行作家ウィリーの妻。実は夫のゴーストライター)
エマ/  晴音アキ
(ガブリエルに仕える女中)
アンリ・ゴーティエ=ヴィラール(ウィリー)/  鳳月杏
(作家)
ボリス・デュポン/  風間柚乃
(ウィリーに雇われた弁護士)
フィリップ/  夢奈瑠音
(ウィリーの召使い)
  
ヴィクトール・バーレンベルク/  珠城りょう
(ベルギーの貴族)
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック/  千海華蘭
(画家)
エドモン/  佳城葵
(ムーラン・ルージュのマネージャー)
セドリック/  春海ゆう
(ムーラン・ルージュの音楽家)
ミシェル/  光月るう
(ムーラン・ルージュの振付師)
フローレンス/  紫門ゆりや
(ムーラン・ルージュの衣装デザイナー)
ヴァネッサ/  夏月都
(ムーラン・ルージュの掃除婦)
レオ/  暁千星
(ムーラン・ルージュのダンサー)
ピエール/  礼華はる
(ムーラン・ルージュのダンサー)
テオドール/  英かおと
(ムーラン・ルージュのダンサー)
ポール/  彩音星凪
(ムーラン・ルージュのダンサー)
ラ・グリュ/  海乃美月
(ムーラン・ルージュの踊り子)
サラ/  結愛かれん
(ムーラン・ルージュの踊り子)
イヴェット/  夏風季々
(ムーラン・ルージュの踊り子)
ミスタンゲット(ミス)/  天紫珠李
(ムーラン・ルージュの踊り子)
グリーユ/  蘭世惠翔×菜々野あり
(ムーラン・ルージュの踊り子)
モーム/  天愛るりあ×白河りり
(ムーラン・ルージュの踊り子)
ヴィヴィアーヌ/  きよら羽龍×詩ちづる
(ムーラン・ルージュの踊り子)
ジジ/  麗泉里
(ムーラン・ルージュの踊り子)
 
マルセル/  輝月ゆうま
(女衒の元締め)
イヴ/  蓮つかさ
(マルセルの子分)
ギイ/  颯希有翔
(マルセルの子分)
アラン/  柊木絢斗×彩路ゆりか
(マルセルの子分)
  
花屋/  朝霧真
ビラ配りの男/  蘭尚樹
   
   
   
        
月組公演「ピガール狂騒曲」  月組公演「ピガール狂騒曲」
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