2019.10.22.Tue
「龍の宮(たつのみや)物語」

瀬央ゆりあ(研11)
音楽奇譚「龍の宮(たつのみや)物語」
作・演出/指田珠子
遠い昔、夜叉ケ池という池で干ばつが続いた。
村の長者は自らの娘を生贄として池に棲む龍神に捧げ、村には再び雨が降るようになったという…。
明治中期、実業家島村家の書生・伊予部清彦は、仲間達との百物語で、夜叉ケ池の怪談話を知る。
度胸試しに一人池へ向かった清彦は山賊に襲われている娘に遭遇する。
清彦が娘を助けると、娘はお礼に清彦を池の奥底にある龍神の城・龍の宮(たつのみや)へ連れて行く。
清彦が助けたのは、龍神の姫・玉姫であった。
清彦は姫を救った恩人として丁重にもてなされ、宮殿での豪華な生活に浸りながら、姫の怪しい美しさに惹かれていった。
やがて数日が過ぎ、友人達や島村家の令嬢百合子のことが恋しくなった清彦は、玉姫に地上へ帰りたいと告げるのだが…。
夜叉ケ池伝説と105年前にも宝塚で上演されたお伽話「浦島太郎」、青年と龍神の姫の愛憎織り成す異郷訪問譚。
この作品は、演出家・指田珠子の宝塚バウホールデビュー作となります。
遠い昔、夜叉ヶ池という池で干ばつが続いた。
村の長者は雨を降らせることを条件に、自らの娘を生贄として池に棲む龍神に捧げ、村には再び雨が降るようになったという。
人々はそれを雨乞いの伝説として語り継いできたが、その後娘がどうなったのかは、誰も知らない…。
明治中期――。実業家、島村家の書生の一人である伊予部清彦は、ある夏の夜、島村家の山荘で書生仲間と共に百物語に耽っていた。
怪談話の百話目には幽霊が現れる…時を忘れ書生達が夢中で語り合う中、清彦は「夜叉ヶ池」にまつわる話を知る。
その池には雨乞いの伝説があり、池に近付くと今も池に沈められた娘のすすり泣きが聞こえるというのだ。
しかし幼い頃、祖母の家の近くにあった夜叉ヶ池に出掛けたことのある清彦は、その話を信じようとはしない。
仲間達は清彦に、度胸試しに一晩池で過ごすよう提案する。
意を決し、池へと出向くことにした清彦は、島村家の令嬢・百合子に、夏から秋にかけてその辺りに咲く桜蓼(さくらたで)の花を一輪手折って戻ると約束する。
翌日、清彦は一人、雨が降り始めた山道を夜叉ヶ池を目指し急いでいた。
その道中、清彦は山賊に襲われ助けを求めている娘に遭遇する。
有り金を全て差し出し娘を守った清彦は、そのお礼にと池の奥底にある龍神の城・龍の宮に連れて行かれるのだった。
清彦が助けた娘は、池に棲む龍神の姫・玉姫だった。
玉姫を救った恩人として、宮殿では夜な夜な清彦を歓待する宴が繰り広げられる。
かつて、どこかで玉姫に出会ったことがあるのではないか…と不思議な心地のする清彦。
豪華な生活に浸りながら、彼は玉姫の怪しい美しさに惹かれていくのだった。
そして数日が過ぎ、友人や百合子のことが恋しくなった清彦は、地上へ帰りたいと玉姫に告げるのだが――。

新生星組スタートの裏では、瀬央どん3回目のバウ主演。
からの、トップにしてあげられなくてゴメンねヒロイン2度目の有沙ひっとん。
瀬央どんもこのまま2番手に昇格かと思いきや、専科から愛月はんが異動してくるので、当面は暫定3番手といった位置付けか。。
ハイ

伊予部清彦(いよべきよひこ)/ 瀬央ゆりあ
(実業家島村家の書生)
子供の頃の清彦/ 奏碧タケル
島村百合子/ 水乃ゆり
(清彦の下宿先、島村家の一人娘)
島村政光/ 美稀千種
(実業家。百合子の父)
島村松子/ 都優奈
(島村夫人。百合子の母)
白川鏡介/ 朱紫令真
(百合子の婚約者)
雪子/ 水乃ゆり
(百合子の娘)
昌介/ 紘希柚葉
(雪子の兄)
銀山(ぎんやま)/ 美稀千種
(百合子の夫、白川鏡介に付き纏う顔役)
山彦(やまひこ)/ 天華えま
(清彦の親友)
松二郎/ 天路そら
(清彦の友人)
竹雄/ 鳳真斗愛
(清彦の友人)
桂介/ 隼玲央
(清彦の友人)
お滝/ 澪乃桜季
(島村家の女中)
お梅/ 侑蘭粋
(島村家の女中)
金本(かなもと)/ 遥斗勇帆
(夜叉ヶ池近くの村長)
玉姫/ 有沙瞳
(龍の宮の姫)
龍神/ 天寿光希
(火照(ほでり)。龍の宮を治める龍神)
火遠理(ほおり)/ 天飛華音
(龍神の弟)
黒山椒道(くろさんしょうどう)/ 大輝真琴
(龍の宮の宰相)
岩鏡(いわかがみ)/ 紫月音寧
(龍の宮の女官長)
木蓮(もくれん)/ 紫りら
(龍の宮の陽気な女官)
薊(あざみ)/ きらり杏
(龍の宮の陽気な侍女)
伊吹/ 紅咲梨乃
(龍の宮の侍女)
弥五郎/ 蒼舞咲歩
(龍の宮の陽気な家臣)
源五郎/ 夕陽真輝
(龍の宮の陽気な家臣)
笹丸/ 澄華あまね
(龍の宮の小姓)
瑠璃法師(るりほうし)/ 七星美妃
(龍の宮の預言者)
家臣/ 都優奈・遥斗勇帆・朱紫令真
多江/ 澪乃桜季
(女給)
菖/ 星咲希
(女給)
回想の青年/ 拓斗れい
回想の娘/ 星咲希


星組「龍の宮物語」 星組「エクレールブリアン」
¥7,700 Blu-ray ライブCD
- 関連記事
-
- 宝塚パーソナルカレンダー2020 IN 星組
- 「龍の宮(たつのみや)物語」
- 「ロックオペラ モーツァルト」
| TOP |