2019.04.13.Sat

「壬生義士伝/Music Revolution!」

 

 
             望海風斗×真彩希帆
 
幕末ロマン「壬生義士伝」
原作/浅田次郎 脚本・演出/石田昌也
2002年にドラマ化、そして2003年に映画化され大ヒットを記録した、浅田次郎氏のベストセラー小説「壬生義士伝」が、宝塚歌劇で舞台化!
幕末、南部藩の下級武士として生まれた吉村貫一郎は、貧困にあえぐ家族を救う為に妻・しづを残して脱藩し、新選組隊士となる。
朴訥な人柄でありながらも北辰一刀流免許皆伝の腕前を持つ貫一郎は、金の為、ひいては盛岡に残る妻子の為に危険な任務も厭わず、人を斬り続ける。
しかし時代の流れには逆らえず、新選組は鳥羽伏見の戦いで敗走。
隊士達が散り散りとなる中、深手を負った貫一郎は何としても故郷への帰藩を請うべく大坂の南部藩蔵屋敷へと向かうのだが、そこにいたのは出世し蔵屋敷差配役となった竹馬の友・大野次郎右衛門だった…。
宝塚歌劇でも新選組を題材とした作品は過去に多く上演しておりますが、これまでとは全く異なる視点から描かれる新選組の物語となります。
近藤勇、土方歳三、斎藤一、そして沖田総司…新選組の名だたる隊士が一目おいた田舎侍・吉村貫一郎。
武士としての義、家族への愛、そして友との友情という人間ドラマが凝縮されたこの作品に、望海風斗率いる雪組が新たな挑戦をいたします。

幕末の動乱期。奥州盛岡、南部藩の足軽の子として生まれた下級武士吉村貫一郎は、北辰一刀流の免許皆伝にして頭脳明晰な文武両道のもののふであった。
美しい故郷の自然を愛し、南部小町と謡われる妻・しづを娶り貧しいながらも藩に忠義を尽くして懸命に生きていたが、ある日しづが自ら川に身を投げたと知り驚愕する。
夫婦にはすでに息子の嘉一郎と、娘のみつがいたが、更に新たな命を身ごもったしづは、極貧の家庭を守る為に死のうとしたのだ。
足軽の身分ではどれほど剣を磨き学問に励んでも家族を守ることはできない。
そう痛感した貫一郎は、家柄や身分に関係なく腕に応じて俸給のある「新選組」への入隊を期して脱藩を決意する。
貫一郎の幼なじみで、今は大野家の養子となり上級武士となっていた大野次郎右衛門は、脱藩の大罪を説き、必死で貫一郎を引き留めるが、その意思の固さに自らも罪に問われることを覚悟で、道中手形を渡す。
竹馬の友の厚情に感謝しながら、貫一郎は愛する家族への思いを胸に、故郷を後にし京の都へと向かう。
晴れて新選組隊士となった貫一郎は腰の低い態度とは裏腹に、腕の立つ隊士として、金の為、つまりは盛岡に残した家族の為危険な任務を進んで引き受け人を斬り続ける。
その態度を守銭奴とあざける者も多かったが、副長・土方歳三をはじめ主立った者たちは、吉村の愚直な腕の冴えと、朴訥な人柄を認めてゆくようになる。
だが時代は急速に動き、徳川幕府は大政奉還を断行。
更に錦の御旗は薩摩長州に渡って、徳川方に与してきた新選組は賊軍となってしまう。
隊士たちも散り散りになる中、ひとまず大阪城に入って態勢を立て直そうとする土方に反して、貫一郎は勇猛に戦い続けるが遂に深手を負い、なんとしても美しい故郷南部に返り、一目妻子に会いたいと大阪南部藩の蔵屋敷にたどりつく。
ところが帰藩を請う貫一郎の前に立ったのは、今や蔵屋敷差配役となっていた次郎右衛門で…。

ダイナミック・ショー「Music Revolution!」
作・演出/中村一徳
世界各地の人々の生活の中で生み出され、育まれてきた「音楽」――
「音楽」は古来より人々にとって身近なものであると同時に尊いものであり、多くの人々にときめきや喜び、そして希望を与えてきました。
ジャズ、ロック、ラテン、ポップス、クラシック…「音楽」には様々なジャンルがありますが、本作品ではその中での代表的なジャンルの「音楽」の起源から今日に至るまでの発展をテーマに、「音楽」の持つ美しさと素晴らしさをダイナミックにお届けいたします。
豊かな表現力を持つ望海風斗と真彩希帆の歌声に、雪組生が一丸となってハーモニーを奏でることでセンセーションを巻き起こす「Music Revolution!」にご期待下さい!

   

 
 

  
  
ハイ
主な配役
吉村貫一郎/  望海風斗
(盛岡南部藩の足軽。脱藩し、新選組に入隊する)
しづ/  真彩希帆
(吉村の妻)
吉村嘉一郎/  彩海せら
(貫一郎の息子)
みつ/  朝月希和
(貫一郎の娘)
みつ(少女)/  彩みちる
次男/  愛羽あやね
(貫一郎の次男)
オトラ/  沙月愛奈
(吉村の親族)
オカネ/  杏野このみ
(吉村の親族)
大野次郎右衛門/  彩風咲奈
(貫一郎の幼馴染。足軽から出世し、南部藩差配役になる)
ひさ/  梨花ますみ(専科)
(次郎右衛門の生みの母)
大野千秋/  綾凰華
(次郎右衛門の息子)
佐助/  透真かずき
(次郎右衛門の下男)
 
みよ/  真彩希帆
(京の両替商・鍵屋の娘)
八木源之丞/  桜路薫
(京の郷士。みよを預かっている)
女中/  野々花ひまり
写真屋/  叶ゆうり
 
土方歳三/  彩凪翔
(新選組副長)
沖田総司/  永久輝せあ
(新選組一番隊組長)
近藤勇/  真那春人
(新選組局長)
谷三十郎/  奏乃はると
(新選組七番隊組長)
遠藤周平/  眞ノ宮るい
(新選組隊士。谷三十郎の弟、近藤勇の養子)
伊東甲子太郎/  煌羽レオ
(新選組隊士)
藤堂平助/  諏訪さき
(新選組隊士)
篠原泰之進/  天月翼
(新選組隊士)
原田左之助/  橘幸
(新選組隊士)
永倉新八/  真地佑果
(新選組隊士)
小川信太郎/  久城あす
(新選組隊士)
 
斎藤一/  朝美絢
(警視庁警部補。元新選組三番隊組長)
池波六三郎/  縣千
(元新選組隊士)
 
松本良順/  凪七瑠海(専科)
(大日本帝国陸軍・軍医総監。かつては新選組の健康診断を行っていた)
松本登喜/  千風カレン
(松本良順の妻)
ビショップ夫人(イザベラ・バード)/  舞咲りん
(イギリス人旅行作家)
鍋島栄子/  妃華ゆきの
(外交官夫人)
貴婦人(梅早登)/  早花まこ
(芸者)
貴婦人(竹若)/  笙乃茅桜
(芸者)
貴婦人(松乃)/  愛すみれ
(芸者)
女学生/  星南のぞみ
暴漢/  久城あす・煌羽レオ・桜路薫
芸者/  愛すみれ
  
  
  
       
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