2019.04.01.Mon

「鎌足-夢のまほろば、大和(やまと)し美(うるわ)し-」

 

 
              紅ゆずる×綺咲愛里
 
楽劇(ミュージカル)
「鎌足-夢のまほろば、大和(やまと)し美(うるわ)し-」
作・演出/生田大和
飛鳥時代。留学先の唐より帰朝した僧・旻(みん)法師の開いた学塾にて、法師の持ち帰った最新の大陸文化・学問を学ぶ貴族の子弟の内に、後に時代を大きく揺り動かす事となる二人の若者の姿があった。
一人は大臣・蘇我蝦夷(えみし)の嫡子であり、後に大臣の位を継ぐ蘇我入鹿。
そして、乙巳の変にて入鹿を討ち取る事となる中臣鎌足であった…。
代々神祇官を務める中臣氏に生まれた鎌足だが、父・御食子(みけこ)より課せられた修行を厭い、得意とする弓矢を手に狩へと出かけたある日、朝廷に仕える少女・与志古娘(よしこのいらつめ)と出会う。
鎌足は少女と心を通わせるが、中臣氏では釣り合わぬと少女の近侍に面罵される。
「中臣」に生まれた者は「中臣」として生きなければならない。
生まれに支配された人生を抜け出し、求めるままに生き、与志古と結ばれたい…
鎌足の胸中に後の彼を導く「改新の志」が芽生えた瞬間であった。
その日を境に鎌足は一層学問に打ち込み、学塾随一の秀才、入鹿と肩を並べるまでに成長していく。
忌まわしい未来の訪れなど知る由もなく、鎌足と入鹿は互いの才を認め合い、来る「自分たちの時代」の理想を共にし、兄弟にも似た友情を育んでいく。
父・蝦夷より大臣の位を継いだ入鹿は、即位したばかりの皇極天皇に仕える事となる。
夫を亡くしたばかりの皇極天皇を傍近くで支えるうち、若き入鹿の抱いていた「理想」は揺らぎ始める。
入鹿は変わってしまった。
共に描いた理想の為、そして己の志の為、鎌足は皇極天皇の子・中大兄皇子に近づいていくが…。
大化の改新を成し遂げた稀代の才人、中臣鎌足の波瀾に富んだ生涯を描く楽劇(ミュージカル)。

飛鳥時代。留学先の唐より帰朝した僧旻の学塾には、大陸の文化・学問を学ぶ多くの貴族の子弟が集っていた。
その中に代々神祇官を務める中臣氏に生まれた鎌足がいた。
彼は生まれに支配された人生を抜け出し、自由に生きていきたいという熱い想い断ち難く、神祇官となるべき修行の時間を縫って、学塾に通っていたのだ。
だがその為にしばしば授業に遅れてくる鎌足を、高貴な身分の子弟たちが責め立てた時、鎌足を庇ったのが大臣蘇我蝦夷の嫡男・入鹿だった。
生まれた家に縛られる世を憤る鎌足に、入鹿は「ならば世を変えれば良いではないか、その為に自分は大臣になる、それが自分の志だ」と説く。
入鹿の言葉に「改新の志」に目覚めた鎌足は、いつかくる自分達の時代への理想を入鹿と共にし、友情を育んでいく。
そんな鎌足を幼馴染の車持与志古郎女は、「与志古は強い殿方が好きです」と鼓舞し、励まし続ける。
やがて舒明天皇が崩御。皇后である宝皇女が皇極天皇として即位し、大臣の位も蝦夷から入鹿へと受け継がれる。
いよいよ自分達の理想の時代を創る日が訪れたと胸を躍らせる鎌足だったが、意に反して入鹿は独裁的な政を次々に断行していく。
その裏に女帝として孤独な日々を送る皇極帝への入鹿の熱い想いがあることを知る由もない鎌足は、圧制に苦しむ民の姿に遂に自らが立ち上がり、理想の世を創るという志を貫くことを決意。
その成就の為、皇極帝の長子・中大兄皇子に近づいていき…。

  

 
ハイ紅子ヒガシマルコンビのプレサヨナラ公演ですよ~~。
裏では2番手こっさんがプレ全ツお披露目中なう。
  
主な配役
中臣鎌足(なかとみのかまたり)/  紅ゆずる
(代々神祇官を務める中臣氏に生まれ、後に大化の改新を成し遂げた稀代の才人)
中臣御食子(なかとみのみけこ)/  如月蓮
(代々神祇官を職とする、中臣氏当主。鎌足の父)
大伴智仙郎女(おおとものちせんのいらつめ)/七星美妃
(鎌足の母)
車持与志古郎女(くるまもちのよしこのいらつめ)綺咲愛里
(鎌足が想いを寄せる幼馴染の娘。乙巳の変の後、鎌足の妻となる)
安見児(やすみこ)/  星蘭ひとみ
(皇族に仕え生きてきた采女(うねめ))
中臣不比等(なかとみのふひと)/  咲城けい
(天智帝と与志古の子。鎌足と安見児の子として育てられる)
 
蘇我鞍作(そがのくらつくり)/  華形ひかる(専科)
(蘇我入鹿。蘇我蝦夷の嫡子で、後に大臣の位を継ぐ)
蘇我蝦夷(そがのえみし)/  輝咲玲央
(蘇我入鹿の父。大臣)
巨勢徳太(こせのとこだ)/  麻央侑希
(蘇我入鹿の側近)
 
僧旻(そうみん)/  一樹千尋(専科)
(留学先の唐より帰朝した学問僧。鎌足の師)
船史恵尺(ふねのふひとのえさか)/  天寿光希
(蘇我氏の下で歴史書の編纂に当たっている人物)
 
皇極帝(こうぎょくてい)/  有沙瞳
(夫である舒明帝亡きあと、皇位を継承。中大兄皇子の母、後の斉明帝(さいめいてい))
中大兄皇子(なかのおおえのみこ)/  瀬央ゆりあ
(皇極帝の子息で、鎌足と共に大化の改新を成し遂げた。後の天智帝(てんぢてい))
軽皇子(かるのみこ)/  天路そら
(皇極帝の弟。後の孝徳帝(こうとくてい))
有間皇子(ありまのみこ)/  如月蓮
(孝徳帝の息子)
乳郎女(ちのいらつめ)/  きらり杏
(孝徳帝の妃)
蘇我倉山田石川麻呂(そがのくらのやまだのいしかわのまろ)/美稀千種
(蘇我一族。傍系、蘇我倉氏当主。入鹿に反し、鎌足と中大兄皇子が起こした乙巳の変に協力する。乳郎女の父)
勝麻呂(かつまろ)/  桃堂純
(中大兄皇子の腹心)
子麻呂(こまろ)/  湊璃飛
(中大兄皇子の腹心)
網田(あみた)/  朱紫令真
(中大兄皇子の腹心)
 
山背大兄王(やましろのおおえのきみ)/  ひろ香祐
(聖徳太子の子息。皇位継承を逃し不満を抱く)
舂米女王(つきしねのひめみこ)/  紫月音寧
(山背大兄王の妻)
土師裟婆連阿志高/  夕渚りょう
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古人大兄皇子(ふるひとのおおえのみこ)/  蒼舞咲歩
()
 
学徒/  桃堂純・夕渚りょう・湊璃飛
車持氏の近習/  都優奈
采女/  紫月音寧・星咲希・都優奈    
  
  
  
    
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