2022.08.17.Wed

「音波みのり」

        
  
      
「音波みのり」(おとは・みのり)は、女優。元宝塚歌劇団星組の娘役スター。
11月29日生、神奈川県横浜市、八雲学園高校出身。
身長160cm。血液型O型。
公式愛称は「はるこ」。非公式は「はるこパイセン」
  
2003年4月、宝塚音楽学校入学。
2005年3月、宝塚歌劇団に91期生として入団。入団時の成績は29番。花組公演「マラケシュ・紅の墓標/エンター・ザ・レビュー」で初舞台。その後、星組に配属。
同期には元雪組トップ娘役愛加あゆ、元宙組トップ娘役野々すみ花鳳真由天寿光希澄輝さやと稀鳥まりや藤咲えり、現役に紫門ゆりやらがいる。
2010年の「摩天楼狂詩曲」で、華雅りりかと役替わりでバウホール初ヒロイン。続く「愛と青春の旅だち」で新人公演初ヒロイン。
続く2011年の「メイちゃんの執事」(バウ・日本青年館公演)で、バウ単独・東上初ヒロイン。当たり役・東雲メイ。
同年の「オーシャンズ11」で2度目新公ヒロイン。大役テス。同公演をもって新公卒業。
続く2012年の「天使のはしご」(日本青年館・バウ公演)で、2度目東上ヒロイン。
2014年の全ツ「風と共に去りぬ」でメラニー。
2018年のバウ公演「デビュタント」で初の公演の長。
2019年の2番手全ツ「アルジェの男/ESTRELLAS」で、研15にしてまさかの全ツ初ヒロイン。
2021年の「婆娑羅の玄孫」(DC・プレイハウス公演)で、本作が退団公演となる専科顧問・轟悠の最期の相手役。お鈴。
2022年の「ザ・ジェントル・ライアー」(バウ・神奈川芸術劇場公演)で、トリプルヒロインの1人。予定も、無念のバウナッシング。東上は全日程休演。
同年7月24日、「めぐり会いは再びnext generation/Gran Cantante!!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団。路線最上級生となる研18卒業なう。

 
2歳上の姉、1歳上の姉、7歳下の弟がいる。
小学校時代は公文、英会話、ピアノ、ジャズダンスなど色々な習い事をする。小3から始めたバレエは特に好きで、熱があっても通っていた。
ヅカ初観劇は中3の時で、バレエの先生が用意してくれたチケットで観た花組「夜明けの序曲」。観てすぐに音校受験を決意するが、中高一貫校のため学校からの許可が下りず、諦める羽目に。しかし偶然通りかかった校長先生の計らいで、1回のみという条件付きで受験できるようになる。
しかし結果は一次で不合格。
ヅカのことは諦め、大学進学を目指すことにする。
バレエはその後も続けていたが、自分の中で目標が消えた気がして、気が向いた時だけレッスンに行く生活を送っていた。
高3になり、大学受験もほぼ決まっていたが、この頃になってヅカの話をよく耳にするようになる。やはり諦めきれないという気持ちで再受験を決意。受験の4ヶ月前からバレエを本格的に再開し、声楽にも通い始める。
しかし願書を投函した後になって、階段から見事に滑り落ち、じん帯を切る大怪我を負ってしまう。しばらくバレエのレッスンは中断、松葉杖とギブスでの生活を余儀なくされる。
受験当日、「もう無理!! 」と1度は諦めかけるが、親と2人の姉に説得され、半ば強制的に受験会場へ連行される。
翌日、まさか受かるはずはないと思い、合格発表は見ずに帰路に着くが、帰りの電車の中で合格の報せを聞き、大慌てで音校へ戻ることとなった。
すっぴんがスムースチワワに似ている。

     
●宝塚歌劇団時代の主な活動
■初舞台
2005年
3〜5月、花組「マラケシュ・紅の墓標」「エンター・ザ・レビュー」(宝塚大劇場のみ)
 
□星組時代
7〜8月、「長崎しぐれ坂」「ソウル・オブ・シバ!!」(東京宝塚劇場のみ)
2006年
1〜4月、「ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-」
6月、「フェット・アンペリアル」(バウホール)キャサリン(幼少時代)
8〜11月、「愛するには短すぎる」「ネオ・ダンディズム!」
2007年
1月、「Hallelujah GO!GO!」(バウホール)メアリー
3〜7月、「さくら」「シークレット・ハンター」
9月、「KEAN」(日生劇場)
11〜2008年2月、「エル・アルコン-鷹-」新公:ジュリエット・グリンウッド(本役:稀鳥まりや)「レビュー・オルキス-蘭の星-」
4〜5月、「ANNA KARENINA(アンナ・カレーニナ)」(バウホール)ターニャ、裸足のアンナ
6〜10月、「THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレットピンパーネル)」新公:サリー(本役:稀鳥まりや)
11月、「ブエノスアイレスの風」(日本青年館・バウホール)
2009年
2〜4月、「My dear New Orleans(マイディアニューオリンズ)」ポリーン、新公:メイ(本役:蒼乃夕妃)「アビヤント」
6〜9月、「太王四神記Ver.Ⅱ」クカ、キハ(幼少)、新公:タルビ(本役:妃咲せあら)
10〜11月、「再会」「ソウル・オブ・シバ!!」(全国ツアー)
2010年
1〜3月、「ハプスブルクの宝剣」マリア・アンナ、新公:ドロテーア(本役:琴まりえ)「BOLERO」
5月、「リラの壁の囚人たち」(バウホール・日本青年館)マリー・フルージュ
8月、「摩天楼狂詩曲(ニューヨークラプソディー)〜君に歌う愛〜」(バウホール)ナンシー・キャンベル/メグ・ガーネット ※華雅りりかと役替わり バウ初ヒロイン
10〜12月、「宝塚花の踊り絵巻」「愛と青春の旅だち」シーガー、新公:ポーラ(本役:夢咲ねね) 新人公演初ヒロイン
2011年
1〜2月、「メイちゃんの執事」(バウホール・日本青年館)東雲メイ 東上初ヒロイン
4〜7月、「ノバ・ボサ・ノバ」ボーロ、新公:ブリーザ(本役:白華れみ)「めぐり会いは再び」レオニード・ド・ローウェル(フォション)
8〜9月、「ノバ・ボサ・ノバ」ボーロ「めぐり会いは再び」レオニード・ド・ローウェル(フォション)(博多座・中日劇場)
11〜2012年2月、「オーシャンズ11」ポーラ、新公:テス・オーシャン(本役:夢咲ねね) 新人公演ヒロイン
3月、「天使のはしご」(日本青年館・バウホール)エリザベス(リジー) 東上ヒロイン
5〜8月、「ダンサ セレナータ」パトリシア「Celebrity」
9月、「琥珀色の雨にぬれて」フランソワーズ・ドゥ・プレール「Celebrity」(全国ツアー)
11〜2013年2月、「宝塚ジャポニズム〜序破急〜」「めぐり会いは再び2nd〜Star Bride〜」レオニード・ド・ローウェル「Étoile de TAKARAZUKA(エトワールドタカラヅカ)」ヴァルゴファムA
3〜4月、「宝塚ジャポニズム〜序破急〜」「怪盗楚留香(そりゅうこう)外伝-花盗人(はなぬすびと)-」李紅袖「Étoile de TAKARAZUKA(エトワールドタカラヅカ)」(中日劇場・台北国家戯劇院)
5〜8月、「ロミオとジュリエット」キャピュレット(女)
10月、「日のあたる方(ほう)へ」(ドラマシティ・日本青年館)ジュリア
2014年
1〜3月、「眠らない男・ナポレオン-愛と栄光の涯(はて)に-」オルタンス
5〜6月、「かもめ」(バウホール)マーリヤ・イリーニチナ(マーシャ)
7〜10月、「The Lost Glory-美しき幻影-」フランシス・デュモント「パッショネイト宝塚!」
11〜12月、「風と共に去りぬ」(全国ツアー)メラニー
2015年
2〜5月、「黒豹(くろひょう)の如(ごと)く」フロリンダ「Dear DIAMOND!!」
6〜7月、「大海賊」アン「Amour それは…」(全国ツアー)
8〜11月、「ガイズ&ドールズ」クバーナの女
2016年
1月、「鈴蘭(ル・ミュゲ)-思い出の淵から見えるものは-」(バウホール)シャルロット
3〜6月、「こうもり」バルドー大使夫人「THE ENTERTAINER!」
8〜11月、「桜華に舞え」タカ「ロマンス!!(Romance)」
2017年
1月、「燃ゆる風-軍師・竹中半兵衛-」(バウホール)濃姫
3〜6月、「THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレットピンパーネル)」ケイト
7〜8月、「阿弖流為-ATERUI-」(ドラマシティ・日本青年館)坂上全子
9〜12月、「ベルリン、わが愛」レーニ・リーフェンシュタール「Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケドタカラヅカ)」
2018年
2月、「うたかたの恋」ミリー・ステュベル「Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケドタカラヅカ)」(中日劇場)
4〜7月、「ANOTHER WORLD」艶冶「Killer Rouge(キラールージュ)」
10月、「デビュタント」(バウホール)リーズ
2019年
1〜3月、「霧深きエルベのほとり」アンゼリカ・ロンバルト「ESTRELLAS(エストレージャス)〜星たち〜」
5月、「アルジェの男」サビーヌ「ESTRELLAS(エストレージャス)〜星たち〜」(全国ツアー) 全ツ初ヒロイン
7〜10月、「GOD OF STARS-食聖-」エレノア・チョウ「Éclair Brillant(エクレールブリアン)」
11〜12月、「ロックオペラ モーツァルト」(梅田芸術劇場・東京建物Brillia HALL)セシリア・ウェーバー
2020年
2〜3月、「眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜」敏麗「Ray-星の光線-」(宝塚大劇場)
7〜9月、「眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜」敏麗「Ray-星の光線-」(東京宝塚劇場)
11月、「エル・アルコン-鷹-」シグリット・シェンナ「Ray-星の光線-」(梅田芸術劇場)
2021年
2〜5月、「ロミオとジュリエット」
7月、「婆娑羅(ばさら)の玄孫(やしゃご)」(ドラマシティ・プレイハウス)お鈴
9〜12月、「柳生忍法帖」お圭「モアー・ダンディズム!」
2022年
2月、「ザ・ジェントル・ライアー〜英国的、紳士と淑女のゲーム〜」(バウホール・KAAT神奈川芸術劇場)ローラ(チーヴリー夫人)
4〜7月、「めぐり会いは再びnext generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-」レオニード・ド・ローウェル「Gran Cantante(グランカンタンテ)!!」 退団公演
      
☆出演イベント
2011年12月、タカラヅカスペシャル2011「明日に架ける夢」
2012年12月、タカラヅカスペシャル2012「ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜」
2014年12月、タカラヅカスペシャル2014「Thank you for 100 years」
2015年12月、タカラヅカスペシャル2015「New Century,Next Dream」
2016年7月、「宝塚巴里祭2016」
2016年12月、タカラヅカスペシャル2016「Music Succession to Next」
2018年12月、タカラヅカスペシャル2018「Say!Hey!Show Up!!」
2019年12月、タカラヅカスペシャル2019「Beautiful Harmony」
 
☆TV出演
2014年1月、CX「SMAP×SMAP」スマ進ハイスクール
  
●宝塚歌劇団退団後の主な活動
□舞台
2023年
2月、「CLUB SEVEN 20th Anniversary」(シアタークリエ・静岡・大阪・埼玉)
   
音波みのりオフィシャルサイト
音波みのりインスタグラム
   
   
     
   
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