2020.01.14.Tue

「仙名彩世」

      
  
     
「仙名彩世」(せんな・あやせ)は、女優。元宝塚歌劇団花組トップ娘役。
1988年12月3日生、宮城県名取市、宮城第二女子高校出身。
身長162cm。血液型A型。
所属事務所はキューブ。
公式愛称は「ゆき」。非公式は「ロングロングアゴー」
  
2006年4月、宝塚音楽学校入学。
2008年3月、宝塚歌劇団に94期生として首席入団。月組公演「ME AND MY GIRL」で初舞台。その後、花組に配属。
同期にはOGに元月組トップスター珠城りょう麻央侑希華雅りりか早乙女わかば愛風ゆめらがいる。
新人公演時代は桜一花の役を多く演じ、2011年「ファントム」カルロッタ、2013年「オーシャンズ11」クィーン・ダイアナ、2014年「エリザベート」皇太后ゾフィーなど、ヒールやクセのある役コンプリート。
2013年の「フォーエバー・ガーシュイン」でバウホール初ヒロイン。
2014年、蘭寿とむ退団公演となるショー「TAKARAZUKA∞夢眩」で初エトワール。続く明日海りお・蘭乃はなお披露目となる「ベルサイユのばら」(中日劇場)で、2度目エトワール。
2015年の「風の次郎吉」(DC・日本青年館公演)で、専科・北翔海莉の相手役を桜咲彩花と務め、東上初Wヒロイン。同年のショー「Melodia」で乙羽映見の休演により宝塚のみ代役エトワール。
続く2016年の「For the people」(DC・神奈川芸術劇場公演)で、専科理事の轟悠の相手役を務め、東上単独初ヒロイン。続く初舞台作品の再演となる「ME AND MY GIRL」で、マリア公爵夫人役替わり。続く全ツショー「Melodia」の再演で4度目エトワール。
2017年2月6日付で、花乃まりあの後任として花組トップ娘役に電撃就任。新公ヒロイン経験の無い娘役がトップ就任するのは、元雪娘1・神奈美帆以来32年ぶり。研9就任も娘1としては異例の遅咲き。
同年、明日海りおの3人目の相手役として、全ツ「仮面のロマネスク/EXCITER!!2017」でトップお披露目。
同年、宝塚歌劇団年度賞の2016年度努力賞。
2018年、阪急すみれ会パンジー賞の2018年度娘役賞。
2019年4月28日、「CASANOVA」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団。
2020年1月よりキューブ所属となり、本格再始動。

 
2歳上の兄がいる。
幼稚園からピアノとバレエ、習字を習い始めるが、ピアノは楽譜を読むのが嫌いだった。
幼稚園年長から小1までをアメリカ・サンディエゴで過ごす。現地では物怖じせずに順応していた。
中学では、バレエを続けていたため怪我をしないように書道部に所属。体育祭ではハードルの選手に選ばれるが、跳ぶ時についついバレエのポーズになってしまい、とても遅かった。
高校進学後、バレエ以外のこともしてみたいと思い、新体操部に入部。
高2になり進路を考える時期に、母から宝塚の存在を教えられる。音楽学校のカリキュラムを見て、ここなら色々なことを習えると思い、受験を決意。
東京の伯母に世話になり、東京で一次試験を受験。当日は練習する場所が無かったため、四ツ谷駅の土手で大声で発声練習をしてから受験に臨んだ。
受験会場では知り合いが1人も居なかったため、周りの見よう見まねでついていった。
二次試験で初めて関西へ。タカラヅカ・スカイ・ステージの映像で初めて宝塚を観る。バレエの試験ではお手本を務めていた本科生の愛月ひかるの美しさに圧倒された。
受験2ヶ月前に準備を始めたが、チャンスは1回きりと決めて、見事に合格を果たす。
芸名は、生まれ育った仙台市と名取市に由来する。
新人公演では計4回、桜一花の役を演じた。

 

   
●宝塚歌劇団時代の主な活動
■初舞台
2008年
3〜5月、月組「ME AND MY GIRL」(宝塚大劇場のみ)
 
□花組時代
7〜8月、「愛と死のアラビア」「Red Hot Sea」(東京宝塚劇場のみ)
2009年
1〜3月、「太王四神記」
9〜11月、「外伝ベルサイユのばら-アンドレ編-」新公:酒場の女「EXCITER!!」
2010年
1月、「BUND/NEON 上海」(バウホール)参木競子
3〜5月、「虞美人」新公:若華(本役:天咲千華)
7〜10月、「麗しのサブリナ」新公:マリー(本役:瞳ゆゆ)「EXCITER!!」
11〜12月、「メランコリック・ジゴロ」イレーネ「ラブ・シンフォニー」(全国ツアー)
2011年
2〜4月、「愛のプレリュード」新公:ケイト・キッシーナ(本役:芽吹幸奈)「Le Paradis!!(ル パラディ)」
6〜9月、「ファントム」メグ、新公:カルロッタ(本役:桜一花)
10〜11月、「カナリア」(ドラマシティ・日本青年館)ヴィノッシュ、サリー
2012年
1〜3月、「復活-恋が終わり、愛が残った-」新公:アニエス(本役:月野姫花)「カノン」
4〜5月、「長い春の果てに」シモーヌ「カノン」(全国ツアー)
7〜10月、「サン=テグジュペリ」デージィー、新公:ノエル(本役:華耀きらり)「CONGA(コンガ)!!」
11月、「Victorian Jazz(ヴィクトリアンジャズ)」(バウホール)アリス・ケッペル
12月、専科「おかしな二人」(日本青年館)セシリー
2013年
2〜5月、「オーシャンズ11」エメラルド(3ジュエルズ)、新公:クィーン・ダイアナ(本役:桜一花)
6月、「フォーエバー・ガーシュイン」(バウホール)ケイ・スウィフト バウ初ヒロイン
8〜11月、「愛と革命の詩(うた)-アンドレア・シェニエ-」ルル、新公:ベルシ(本役:桜一花)「Mr. Swing!」
12月、「New Wave!-花-」(バウホール)
2014年
2〜5月、「ラスト・タイクーン-ハリウッドの帝王、不滅の愛-」エドナ・スミス、新公:ヴィヴィアン・コルベール(本役:華耀きらり)「TAKARAZUKA∞夢眩」 初エトワール
6月、「ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-」(中日劇場)モーロウ夫人、シルビア エトワール
8〜11月、「エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-」ヴィンディッシュ嬢、叔母、新公:皇太后ゾフィー(本役:桜一花)
2015年
1月、「風の次郎吉-大江戸夜飛翔-」(ドラマシティ・日本青年館)手妻の幸 東上Wヒロイン
3〜6月、「カリスタの海に抱かれて」イザベラ・ブリエンヌ「宝塚幻想曲(タカラヅカファンタジア)」
7〜8月、「ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-」オルタンス「宝塚幻想曲(タカラヅカファンタジア)」(梅田芸術劇場・台北国家戯劇院)
10〜12月、「新源氏物語」朧月夜「Melodia-熱く美しき旋律-」 エトワール ※宝塚大劇場のみ
2016年
2〜3月、「For the people-リンカーン 自由を求めた男-」(ドラマシティ・KAAT神奈川芸術劇場)メアリー・トッド 東上ヒロイン
4〜7月、「ME AND MY GIRL」ディス夫人/ディーン・マリア公爵夫人 ※桜咲彩花と役替わり
9月、「仮面のロマネスク」マリアンヌ・トゥールベル夫人「Melodia-熱く美しき旋律-」(全国ツアー) エトワール
11〜2017年2月、「雪華抄(せっかしょう)」「金色(こんじき)の砂漠」王妃アムダリヤ
  
■花組トップ娘役時代
3〜4月、「仮面のロマネスク」フランソワーズ・メルトゥイユ侯爵夫人「EXCITER!!2017」(全国ツアー) トップお披露目公演
6〜8月、「邪馬台国の風」マナ「Santé!!」 大劇場トップお披露目公演
10月、「ハンナのお花屋さん-Hanna’s Florist-」(TBS赤坂ACTシアター)ミア・ペルコヴィッチ
2018年
1〜3月、「ポーの一族」シーラ・ポーツネル男爵夫人
5月、「あかねさす紫の花」額田女王「Santé!!」(博多座)
7〜10月、「MESSIAH(メサイア)-異聞・天草四郎-」流雨「BEAUTIFUL GARDEN-百花繚乱-」
11〜12月、「Delight Holiday」(舞浜アンフィシアター)
2019年
2〜4月、「CASANOVA」ベアトリーチェ 退団公演
    
☆出演イベント
2009年7月、「宝塚巴里祭2009」
2010年1月、第3回「マグノリア・コンサート・ドゥ・タカラヅカ」
2011年11月、第51回「宝塚舞踊会」
2014年7月、「宝塚巴里祭2014」
2014年12月、タカラヅカスペシャル2014「Thank you for 100 years」
2016年4月、「ME AND MY GIRL」前夜祭
2016年12月、タカラヅカスペシャル2016「Music Succession to Next」
2017年12月、タカラヅカスペシャル2017「ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-」
2018年12月、タカラヅカスペシャル2018「Say!Hey!Show Up!!」
2019年3月、仙名彩世ミュージック・サロン「Sen-se」
 
☆TV出演
2014年1月、CX「SMAP×SMAP」スマ進ハイスクール
 
★受賞歴
2017年、「宝塚歌劇団年度賞」2016年度努力賞
2018年、「阪急すみれ会パンジー賞」娘役賞
        
仙名彩世オフィシャルサイト
仙名彩世インスタグラム
  
           
         
           
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