2017.11.04.Sat
「Arkadia-アルカディア-」

暁千星(研6)
「Arkadia-アルカディア-」
作・演出/樫畑亜依子
幼い頃に家を出てから、居場所を得る為に人の望みを叶えることで生きてきた男が、ある女性との出会いを通じ、自らの望む生き方に目覚める様を、華やかでありながら退廃的な雰囲気を湛えたナイトクラブを舞台に描き出す。
雨の中、行く宛もなく道端に倒れ込んでいた青年は、ナイトクラブ「アルカディア」の花形ダンサーであるダリアに声を掛けられ、店で雇われることとなる。
ミネットと名乗る男は、見返りに望むものを問うが、そんな生き方をして欲しくはないとダリアに拒否される。
真っ直ぐな心を持つ彼女との出会いによって、これまでにない感情を呼び覚まされるミネットだったが、それを素直に受け入れることは出来なかった。
心を閉ざしたまま満たされない想いを踊ることで消化しようとする彼のダンスは、皮肉にも多くの人々を魅了し、やがてミネットは「アルカディア」のトップダンサーとなるのだが…。
1970年代、リヨン郊外。行くあてなく道に倒れこんでいた少年は、ナイトクラブ「アルカディア」の花形ダリアに拾われ、ミネットと名づけられる。
踊ることを封印していた彼は、再びクラブでダンサーとして踊ることになる。
ダリアの家に居候することになったミネットは、「アルカディア」の仲間たちに出会う。
ダンサーでダリアの幼馴染のフェリクスは、ダリアに関わるなとミネットを威嚇し、諍いから足に怪我を負う。
探偵のカミーユと見習いのジョスは、「アルカディア」の出資者ジャン=ポール・ヴァローに依頼され、かつて高級娼婦だったルネを探す。
女優を目指すダリアがジャン=ポールの出資を受け入れパリへ移るという話を聞いたミネットは、ダリアの部屋から出て行く。
やがて、ミネットの本当の両親がジャン=ポールとルネだったと分かる。
様々な事実に衝撃を受けながらも、ミネットとダリアはお互いが温かな存在となっていたことに気付く。
ミネットは、フェリクスに協力を頼み、ダリアの「アルカディア」最後のショーを作り上げる。
数年後、パリのとある劇場前。
ダリアに会いに来たミネットは、彼女を固く抱きしめるのだった。

月組はよう分裂しますが、今回も6分割。
宝塚舞踊会、みやるりディナーショー、専科バウ、トシ宇月MP、そしてメインの全ツ、バウと。
主演の御二方。
共に一期違いで首席入団、阪急阪神初詣ポスターモデル出身でバウ主演は2度め。
バウ公演てのは若手を育成する場のはずだけど、最近はヅカも実力至上主義になってきちゃって、成績上位者を優位に扱うのね…。
本公演じゃないんだから、荒削りでもスターの原石みたいなコを真ん中に持ってきてほしいもんだけど。
既に完成されてる保証書付きの子猫ちゃんや、やたら恰幅のいい白雪さち花みたいな歌姫のパフォーマンス観せられたってなぁ。。
ハイ

ミネット/ 暁千星
(ナイトクラブ「アルカディア」でダンサーとして働く少年)
ジョゼ/ 羽音みか
(少年ミネット)
エミール/ 大楠てら
(ミネットの父)
ダリア/ 美園さくら
(ナイトクラブ「アルカディア」の花形スター)
フェリクス / 輝生かなで
(「アルカディア」のダンサー、ダリアの幼馴染)
デジレ/ 結愛かれん
(「アルカディア」のダンサー)
キアラ/ 姫咲美礼
(「アルカディア」のダンサー)
ニナ/ 桃歌雪
(「アルカディア」のダンサー)
ドミニク/ 晴音アキ
(「アルカディア」の元ダンサーで、衣装係)
ナルシス/ 蘭尚樹
(「アルカディア」のウェイター)
アントニー/ 彩路ゆりか
(「アルカディア」のウェイター)
ギスラン/ 蘭世惠翔
(「アルカディア」のウェイター)
店の女/ 羽音みか
ケヴィン/ 貴澄隼人
(「アルカディア」の支配人)
レイモン/ 朝陽つばさ
(客の男)
セドリック/ 甲海夏帆
(客の男)
アベル/花屋/ 瑠皇りあ
(客の男/)
アルノー/ 音風せいや
(客の男)
ジャン=ポール・ヴァロー/ 光月るう
(街で有数の事業主。ナイトクラブ「アルカディア」の出資者)
ロズモンド・ヴァロー/ 白雪さち花
(ジャン=ポール・ヴァローの妻)
カミーユ/ 風間柚乃
(探偵)
ジョス/ 礼華はる
(「アルカディア」の元ダンサーで、探偵見習い)
ルネ/ 夏月都
(もと高級娼婦)
コレット/ 清華蘭
(ルネの娘)


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