2017.09.29.Fri

「ひかりふる路(みち)/SUPER VOYAGER!」

 

 
         望海風斗(研15)×真彩希帆(研6)
 
ミュージカル
「ひかりふる路(みち)~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~」
作・演出/生田大和
18世紀末、フランス。立ち上がった市民達によって達成され、現代を生きる人々の生活の礎ともなったフランス革命。
宝塚歌劇においてもこれまで度々物語の題材として取り上げられてきたこの革命の中心人物の一人であり、理想に燃え、そして自らもまたその炎に焼かれた革命家マクシミリアン・ロベスピエール。
1791年9月14日。革命が始まって以来の宿願であった憲法が、ルイ16世によってついに承認される。
国民議会議員として一大事業を為したロベスピエール達はパリ市民の歓呼の声に迎えられる。
しかし憲法の承認は混迷する革命の、まだ序章に過ぎないものであった…。
志を一つに共に立ち上がった仲間達との絆、運命的なロマンス…その青春を賭し、理想に燃えた青年が革命の頂点へと邁進する姿を通し、彼が掲げた「自由・平等・博愛」に込められた思いを紐解き、人類の歩むべき路を問いかける歴史ミュージカルです。
なお本公演は雪組新トップコンビ望海風斗×真彩希帆の大劇場お披露目公演となります。

1789年バスティーユ監獄襲撃から勃発したフランス大革命は、1792年王政廃止と共和国の宣言により、革命歴元年を迎えたものの、ブルジュアジーを代表するジロンド派と、サンキュロット(下層市民)の支持を得て台頭してきたジャコバン派との間の危ういバランスの中で、新たな局面を迎えていた。
1793年1月、国王ルイ16世の裁判が開かれ、ジャコバン派のサン=ジュストが登壇。
「国王という存在自体が罪なのだ」と演説。
遂にルイ16世は処刑台へと送られる。
フランス大革命の輝かしい勝利を喜ぶ民衆へ向け、ジャコバン派の司法大臣ジョルジュ・ジャック・ダントンは「今こそ、我々の指導者、マクシミリアン・ロベスピエールの言葉を聞こう!」と促す。
フランスに新時代を築いた革命の指導者マクシミリアン・ロベスピエールの「人は運命の奴隷ではない、本当の自由を手にするまで共に進もう」との、高らかな演説に人々は「ロベスピエールこそが革命そのものだ」と熱狂する。
だが、そんなロベスピエールに、憎しみの目を向ける女性がいた。
彼女の名はマリー=アンヌ・ド・ブノア
革命によりただ貴族であるというだけの理由で、家族や恋人を殺され、幸福な人生のすべてを奪われたマリー=アンヌは、革命の象徴だと讃えられるロベスピエールを暗殺することで、革命への復讐を果たそうと機会を伺っていたのだ。
その機会は意外にも早く訪れる。
ロベスピエール、ダントン、そして二人の同士であるジャーナリストのカミーユ・デムーランの三人が、これからも共に革命の理想の為に協力して行こう、と誓いあっていたジャコバン・クラブで、酒に酔った勢いでマリー=アンヌに絡んできた議員たちを諫めたのが、ロベスピエールその人だった。
行きがかりからロベスピエールに夜道を送られることになったマリー=アンヌは、闇に紛れて刃を向けようとしたロベスピエールの瞳の中に、新しい時代の希望を見出している自分に驚く。
ロペスピエールもまた、強い光を放つマリー=アンヌの瞳に、惹かれるものを感じていた。
しかし、国王の処刑という事態に諸外国がフランスに宣戦を布告。
市民の徴兵を巡り、ロベスピエールとダントンが対立し、革命政府は混乱。
この機に乗じたジロンド派の女王マノン・ロラン夫人は、密かにフランスに帰国していた元オータン司教タレーラン・ペリゴールと謀り、ダントンが国庫からイギリスに多額の金銭を送っていた事実を突き止め、サン=ジュストに密告する。
ダントンの存在を元より快く思っていなかったサン=ジュストは、ロベスピエールにダントンが共和国を裏切っていたと告発。
盟友の行動に激怒したロベスピエールは、イギリスに送った金銭は開戦を阻止する為のもので、革命の理想を成就する為にこそ現実を見るべきだ、とのダントンの言葉にも耳を貸さず、彼を辞職に追い込む。
革命が達成されれば必ず理想にたどり着く。
次第にその思いに憑りつかれていくロベスピエール。
彼には、人々の命を犠牲にしてたどり着く理想などないと訴えるマリー=アンヌの懇願もすでに届かず、ロベスピエールは、革命の敵とみなした者たちを粛清していく「恐怖政治」への道をひた走っていき…

レヴュー・スペクタキュラー「SUPER VOYAGER!」-希望の海へ-
作・演出/野口幸作
「VOYAGER(ヴォイジャー/航海者)」をテーマに、望海風斗のトップスター就任と新生雪組の「船出」を盛大に祝福する颯爽絢爛なレヴュー作品。
豪華客船の出航をイメージした躍動感溢れるプロローグに始まり、「望(HOPE)」「海(OCEAN)」「風(WIND)」「斗(BIG DIPPER)」と新トップスターの名前にまつわる場面を中心に、未来への希望に満ちた場面の数々で構成。
望海風斗の男役の美学と新生雪組の魅力の全てを凝縮した究極のエンターテインメントにご期待下さい。

   

 
ダイキホ大劇場お披露目&彩風2番手羽根デビューなるか、
朝月希和綾凰華も今作から雪組入り。
専科特出・沙央くらまは古巣の雪でとうとう退団。
変わらずさくらら全日程休演するみたいよ。
 
 

 
 
ハイ
 
 

    
   
主な配役
マクシミリアン・ロベスピエール/  望海風斗
(革命家。ジャコバン派の指導者)
オーギュスタン・ロベスピエール/  綾凰華
(マクシミリアンの弟、ジャコバン派議員)
シャルロット・ロベスピエール/  野々花ひまり
(マクシミリアンの妹)
エレオノール・デュプレ/  星南のぞみ
(マクシミリアンの下宿先の娘)
モーリス・デュプレ/  橘幸
(エレオノールの父)
 
マリー=アンヌ/  真彩希帆
(革命の犠牲者)
フランソワ/  眞ノ宮るい
(マリー=アンヌの恋人)
マリー=アンヌの父/  桜路薫
マリー=アンヌの母/  舞咲りん
マリー=アンヌの妹/  夢乃花舞
  
ジョルジュ・ジャック・ダントン/  彩風咲奈
(革命家。司法大臣。ロベスピエールの同志)
ガブリエル・ダントン/  朝月希和
(ジョルジュの妻)
カミーユ・デムーラン/  沙央くらま(専科)
(革命家。ジャーナリスト。ロベスピエールの同志)
リュシル・デムーラン/  彩みちる
(カミーユの妻)
ルイ・アントワーヌ・ド・サン=ジュスト/朝美絢
(ロベスピエールの側近)
フィリップ・ル・バ/  永久輝せあ
(ロベスピエールの側近)
ルイ=マリ・スタニスラス・フレロン/煌羽レオ
(ジャコバン派議員)
ジョルジュ・クートン/  久城あす
(ジャコバン派議員)
ジョゼフ・フーシェ/  真那春人
(ジャコバン派議員)
ビョー=ヴァレンヌ/  叶ゆうり
(ジャコバン派議員)
フランソワ・アンリオ/  縣千
(ジャコバン派議員)
ポール・バラス/  陽向春輝
(ジャコバン派議員)
ジャン=ランベール・タリアン/  天月翼
(ジャコバン派議員)
  
ルノー/  奏乃はると
(印刷所の主人)
ルノー夫人/  梨花ますみ
(印刷所を経営するルノーの妻)
 
タレーラン・ペリゴール/  夏美よう(専科)
(元オータン司教)
マノン・ロラン夫人/  彩凪翔
(ロランの妻。ジロンド派の女王)
ジャン=マリー・ロラン/  透真かずき
(ジロンド派議員)
ジャック・ピエール・ブリソ/  桜路薫
(ジロンド派議員)
ピエール・ヴェルニョー/  真地佑果
(ジロンド派議員)
フランソワ・ビュゾー/  叶海世奈
(ジロンド派議員)
デュムーリエ将軍/  鳳華はるな
(ジロンド派議員。フランス共和国の将軍)
 
イザベル/  愛すみれ
(女性運動家)
オランプ/  舞咲りん
(女性運動家)
クレール/  早花まこ
(女性運動家)
ポーリーヌ/  千風カレン
(女性運動家)
テロワーニュ/  沙月愛奈
(女性運動家)
モニーク/  妃華ゆきの
(女性運動家)
アニエス/  桜庭舞
(女性運動家)
 
ルイ16世/  叶ゆうり
(フランス国王)
コロー・デルボワ/  橘幸
(国民公会議長)
ブランシュバイク公/  煌羽レオ
(プロイセン・オーストリア連合の将軍)
ダヴィッド/新聞売り/  諏訪さき
(画家/)
 
娼婦/  杏野このみ・笙乃茅桜・白峰ゆり
酔客/  千風カレン・愛すみれ・彩海せら
密偵/  望月篤乃
執事/  ゆめ真音
サンキュロット/笙乃茅桜・汐聖風美・日和春磨
鳥売り/  華蓮エミリ

   
   
       
雪組公演「ひかりふる路」  雪組公演「ひかりふる路」
¥11,000 Blu-ray     2017年12月号
  
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