2016.10.22.Sat
「双頭の鷲」

轟悠(研32)×実咲凜音(研8)
Musical「双頭の鷲」
原作/“L’AIGLE A DEUX TETES” by Jean COCTEAU
提供/ジャン・コクトー委員会会長 ピエール・ベルジェ氏
著作権代理/(株)フランス著作権事務所
脚本・演出/植田景子
あらゆる芸術分野で多大な功績を遺したフランスの天才芸術家ジャン・コクトーが、ハプスブルク家皇妃エリザベート暗殺事件に着想を得て1946年に書き上げた戯曲であり、自らの手で映画化も果たした「双頭の鷲」。
今なお演劇作品として世界中で高い人気を誇るこの作品をミュージカルとして再構築し、コクトーの生きた時代の空気を漂わせながら、独自の世界観で描き出します。
婚礼の夜に暗殺された国王の十年目の命日、古城で一人、亡き夫を偲ぶ晩餐を始めようとしていた王妃のもとへ、窓から王の肖像画に生き写しの男が飛び込んでくる。
その男の名はスタニスラス、王妃を誹謗する詩を秘密出版した無政府主義者であり、王妃暗殺の機会を狙う人物であった。
皇族でありながら自由主義に傾倒する王妃と、王族的精神を持つ無政府主義者。
孤独の中に生きてきた二人の魂は瞬く間に惹かれ合うが、やがては悲劇的な結末へと突き進んで行く…。
スタニスラス役に専科の轟悠、王妃役に宙組の実咲凜音を配してお届けする、狂おしいまでの熱情に彩られた、耽美的な愛の物語。
国王が暗殺されて以来、黒いベールで顔を隠したままのエキセントリックな王妃は、10年前の婚礼の夜に王と共に過ごすはずだったクエンツ城で、王の亡霊を待っていた。
王妃が国王の亡霊と晩餐を楽しんでいると、警察長官フェーン伯爵の罠によって逃亡したスタニスラスが、雷鳴の轟く中、部屋に現れる。
彼は王妃を狙う暗殺者だった。
自身を狙う暗殺者だと知りつつも、国王に生き写しのスタニスラスとの出会いに運命的なものを感じた王妃は、彼を城に匿う。
翌日、王妃が暗殺者を匿っていると話す読書係のエディットに、王妃を慕うヴァルレンスタイン侯爵は、驚きを隠せない。
フェーン伯爵の策略に乗せられたと知ったスタニスラスは、自身が王妃と同じ境遇に置かれていることに気付き、二人の仲が急速に縮まる。
スタニスラスは、暗殺者である自身を匿っていることが民衆に知られれば王妃を破滅に導くと、フェーン伯爵に脅され、死を持って王妃への愛を貫こうと決意する。
自分に黙って毒を飲んだスタニスラスに激しい憤りと悲しみを感じた王妃は、すべて偽りの愛だったと彼に告げる。
その言葉に怒り、王妃の背中にナイフを突き立てるスタニスラス。
――倒れた二人は、互いに愛し合っていた真実を語り合い、命果てるのだった。

ハイ

スタニスラス/ 轟悠(専科)
(王妃の暗殺者となるアナーキストの詩人)
王妃/ 実咲凜音
(国王であった亡き夫の喪に服して生きる美貌の王妃)
エディット・ド・ベルク/ 美風舞良
(王妃の侍女)
トニー/ 穂稀せり
(王妃の側近く仕える聾唖の黒人少年)
フェリックス・ド・ヴァルレンスタイン公爵/桜木みなと
(亡き国王の旧友)
フェーン伯爵/ 愛月ひかる
(王太后の命で策略をめぐらせる警察長官)
フェーン伯爵の臣下/ 風馬翔・七生眞希
ストーリーテラー/ 和希そら
(案内人)
王太后/ 瀬戸花まり
パパラッチ/
風馬翔・星月梨旺・愛白もあ・小春乃さよ・希峰かなた・桜音れい・七生眞希・秋奈るい・若翔りつ・綾瀬あきな・花菱りず・結乃かなり・澄風なぎ


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