2015.08.03.Mon
「相続人の肖像」

桜木みなと(研7)
バウ・プレイ「相続人の肖像」
亡き父の不実の愛と遺産相続を巡る騒動を背景に、貴族の青年の成長をユーモラスに描く。
20世紀初頭のイングランド。
伯爵家の跡取りであるチャーリーは、母の死後間もなく、愛人を後妻に迎えた父ジョージと決別状態にあった。
やがて父の訃報を受け、居城であるバーリントン・ハウスを相続することとなったチャーリー。
だがジョージの遺言により、邸以外の財産はすべて後妻のヴァネッサと、彼女の連れ子であるイザベルに譲られることが約束されていた。
邸を維持する為、今後莫大な費用が必要となるチャーリーは、父と同様“持参金目当ての結婚”を迫られるが…。
ダラム伯爵家の跡取り息子チャーリーは、死んだ父ジョージの財産相続手続きのため、祖母ロザムンドから邸に呼び戻される。
母の死後、すぐに愛人ヴァネッサと再婚した父を許せなかったチャーリーは邸を出ていたのだ。
父の愛人との生活など考えられないと、チャーリーはヴァネッサに家を出て行くよう言い渡すが、彼が財産を相続する条件はただ一つ、ヴァネッサと共に暮らすこと――それが父の遺言だった。
チャーリーの従兄弟で幼馴染のハルロドは、ヴァネッサの連れ子であるイザベルに惹かれ、足しげく邸を訪れていた。
チャーリーは、ハルロドからいずれ彼女に求婚するつもりだと聞かされる。
ロザムンドは持参金目当てにチャーリーの花嫁探しのパーティーを計画した。
だが、財産目当ての結婚をすることは父同様の間違いを犯すことだと考えるチャーリーは、自分を心から愛してくれたかつての婚約者ベアトリスをパーティーに招待してくれるよう祖母に頼む。
イザベルから、父とヴァネッサが心から愛し合っていたことを聞かされ、チャーリーは複雑な想いを抱く。
イザベルの問いに、ベアトリスとの結婚を決意したことを伝えるチャーリー。
財産目当ての愛のない結婚をしたために、自分と母を愛すことのなかった父親を恨むチャーリーは、自分が同じ道を歩もうとしていることに気づき、虚しい気持ちに襲われる。
イザベルが邸を出て行くと知り、改めて彼女にプロポーズするハルロド。
母のためにもこの申し出を受けるべきか…思い悩むイザベルはチャーリーに相談する。
いつの間にか惹かれあっていたチャーリーとイザベル。
二人の想いを知ったハロルドとベアトリスは身を引き、チャーリーとイザベルは婚約することに。
ヴァネッサも共に暮らすこととなり、ジョージの願い通りの相続条件を満たしたのだった。

新公ラダメス桜木バウ初主演!
凄いぞ95期、バウ主演者はこれで10人目か

ハイ

チャーリー・ダラム/ 桜木みなと
(貴族、ダラム伯爵家の跡取り息子)
イザベル/ 星風まどか
(ダラム伯爵(ジョージ)の後妻であるヴァネッサの娘)
ヴァネッサ/ 純矢ちとせ
(チャーリーの父ジョージの後妻)
ロザムンド/ 悠真倫(専科)
(チャーリーの祖母)
フィップス/ 松風輝
(ダラム伯爵家に仕える執事)
テイラー/ 花咲あいり
(ダラム伯爵家の家政婦長)
シルヴィア/ 美桜エリナ
(ダラム伯爵家のメイド)
ドロシー/ 里咲しぐれ
(ダラム伯爵家のメイド)
ネリー/ 花菱りず
(ダラム伯爵家のメイド)
ケイト/ 華雪りら
(ダラム伯爵家のメイド)
ルパート/ 春瀬央季
(ダラム伯爵家の下僕)
トビー/ 七生眞希
(ダラム伯爵家の下僕)
アーサー/ 水香依千
(ダラム伯爵家の下僕)
ロバート/ 澄風なぎ
(ダラム伯爵家の下僕)
エドワード(アルンハイム子爵)/ 美月悠
(ダラム伯爵家の親戚)
ベアトリス/ 愛白もあ
(アルンハイム子爵の娘。ハロルドの姉。チャーリーに想いを寄せている)
ハロルド/ 蒼羽りく
(チャーリーの再従兄)
スレッドミア卿/ 朝央れん
(新興貴族の新聞王)
メイベル/ 小春乃さよ
(スレッドミア卿の娘)
キャトリング男爵/ 真名瀬みら
アイリーン/ 華雪りら
(キャトリング男爵の娘)
クーパー/ 穂稀せり
(弁護士)
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