2015.03.24.Tue

「星逢一夜/La Esmeralda」

 

 
            早霧せいな(研15)×咲妃みゆ(研6) 
       
ミュージカル・ノスタルジー「星逢一夜(ほしあいひとよ)」
作・演出/上田久美子
時は江戸中期、徳川吉宗の治世。
とある藩で起きた叛乱を背景に、藩主の子息、天野晴興(あまのはるおき)と身分なき娘、泉(せん)の恋を、烈しく哀切に描きだす。
江戸から遠く離れた九州の緑深き里、山々に囲まれた三日月藩の小さな空を見上げ、天文学に夢中になる少年晴興(幼名・紀之介(きのすけ))は、里の娘、泉やその幼馴染の源太と一緒に星観(ほしみ)の櫓(やぐら)を組みあげて、星探しに明け暮れる日々。
晴興は、二人と身分を超えて友情を育むが、少年時代が終わりを告げるころ、別れは突然訪れる。
遠い江戸で将軍吉宗に伺候することになった晴興。
晴興を思い続ける泉と、泉に心寄せる源太。
彼らには思うままにならぬ運命が待ち受けていた。
大人になった三人の関係は、巡る星々のもと、目に見えぬ力によって変貌させられて……。
江戸での晴興の躍進は、はからずも三日月の領民らの困窮を招いてゆく。
ついに起きた叛乱の中で、晴興と泉、源太の愛は、哀しく鮮烈な軌跡を描いて、破局へと向かい始める。
この公演は、演出家・上田久美子の宝塚大劇場デビュー作となります。

江戸時代中期。九州の山中にある三日月藩藩主の次男、天野紀之介は、夜ごと城を抜け出しては星の観測に夢中になる奔放な少年。
紀之介は、ある夏の星逢(七夕)の夜、蛍村の少女、と、その幼馴染の源太に出会い、星観の櫓を一緒に組み上げる。
少年少女たちは、夜ごと星探しに明け暮れ、身分を超えて友情を育んでゆく――。
泉は紀之介に思いを寄せるようになり、そんな泉を見守る源太の胸中は複雑である。
しかし、別れの時はあっけなく訪れる。
江戸藩邸に住む紀之介の兄が急死して、紀之介が嫡子として江戸に行くことが決まったのである。
淡い思いを告げられぬまま、紀之介は泉を残して旅立った。
江戸に到着した紀之介は、名を晴興と改め、三日月藩の正統な後継者となる。
風変わりな少年の才覚を鋭く見抜いた将軍吉宗は、晴興を自分付きの御用取次に取り立てる。
やがて帰藩した故郷で、晴興は大人になった泉に再会する。
二人は激しく惹かれ合うが、もはや立場の違う二人の間には、越えることのできない深い溝が横たわっていた。
吉宗のもと政治手腕を発揮するようになった晴興は、享保の改革を進める吉宗の指示で、財政難を解消し強い国を作るため、強硬な態度で政治に臨むことを求められる。
晴興が着手した徴税制度の改革は、人々の暮らしの圧迫に繋がり、各地では叛乱が頻発しはじめる。
そして、叛乱の気運が高まっていたのは、泉と源太の住む三日月藩も同じであった。
決定的に対立する立場で再会した晴興と泉、源太に待ち受ける運命は…。

バイレ・ロマンティコ「La Esmeralda(ラ エスメラルダ)」
作・演出/齋藤吉正
どこまでも続くエメラルドの海をバックに繰り広げられる、情熱の愛と夢の数々を描いたラテン・ショー。
早霧せいなが体現する“情熱”をテーマに、極彩色に彩られたロマンティックなステージをお届けします。

   

 
深く深く、海の底に沈みゆく2人…。
てか海カンケーないじゃん
ポスターの左下にめっさ小っさく小切手だいもんが写っとるから、ようやく今公演から2番手羽根デビュー、か。
まさか花組キキ芹香に先越されるとは思わなかっただよ。
   
  

  
  
ハイ
主な配役
天野晴興(紀之介)/  早霧せいな
(三日月藩藩主の次男)
天野照興/  久城あす
(三日月藩藩主。紀之介の父)
美和/  早花まこ
(三日月藩主の側室。紀之介の母)
吉乃/  千風カレン
(美和の侍女)
鈴虫膳右衛門/  香綾しずる
(紀之介の養育係)
佐々甚五郎/  透真かずき
(三日月藩国元家老)
渡瀬義一郎/  央雅光希
(三日月藩家臣)
奥平玄二郎/  悠斗イリヤ
(三日月藩家臣)
瓜田彦三郎/  橘幸
(三日月藩家臣)
稲次勘四郎/  真條まから
(三日月藩家臣)
   
/  咲妃みゆ
(三日月藩蛍村の娘)
汐太(青年)/  永久輝せあ
(泉の弟)
汐太(幼年)/  月華雪乃
源太/  望海風斗
(泉の幼馴染であり、晴興の親友)
/  梨花ますみ
(三日月藩の民。源太の母)
ちょび康(康吉)/  彩風咲奈
(三日月藩の民。晴興の友)
/  舞咲りん・花瑛ちほ・沙月愛奈
(ちょび康の姉)
氷太/  鳳翔大
(三日月藩の民。晴興の友)
泰三/  蓮城まこと
(三日月藩の民。晴興の友)
雨吉/  真那春人
(三日月藩の民。晴興の友)
江太/  煌羽レオ
(三日月藩の民)
染一/  天月翼
(三日月藩の民)
永二/  真地佑果
(三日月藩の民)
/  透水さらさ
(三日月藩の娘)
/  有沙瞳
(三日月藩の娘)
/  星乃あんり
(三日月藩の娘)
/  沙月愛奈・妃華ゆきの
(三日月藩の娘)
/  愛すみれ
(三日月藩の娘)
/  彩みちる
(三日月藩の娘)
雷太/  花瑛ちほ
(源太と泉の子)
雲太/  笙乃茅桜
(源太と泉の子)
/  星南のぞみ
(源太と泉の子)
   
細川慶勝/  月城かなと
(熊本藩藩主)
悪童たち/天月翼・煌羽レオ・和城るな・諏訪さき・桜路薫・陽向春輝
(熊本藩の悪童)
 
徳川吉宗/  英真なおき(専科)
(徳川幕府第八代将軍)
貴姫/  大湖せしる
(吉宗の姪)
猪飼秋定/  彩凪翔
(幕府天文方筆頭の青年)
久世正行/  奏乃はると
(幕府老中)
井上重之/  朝風れい
(幕府奏者番)
鍋島直実/  桜路薫
(佐賀藩藩主)
藤堂高親/  叶ゆうり
(津藩藩主)
  
珠姫/  此花いの莉
(大名家の姫)
寿姫/  雛月乙葉
(大名家の姫)
豊姫/  桃花ひな
(大名家の姫)
福姫/  杏野このみ
(大名家の姫)
寧姫/  白峰ゆり
(大名家の姫)
嘉姫/  妃華ゆきの・沙羅アンナ
(大名家の姫)
   
あおさぎ/  早花まこ
(夜鷹)
あざみ/  千風カレン
(夜鷹)
かじか/  此花いの莉
(夜鷹)
こがら/  雛月乙葉
(夜鷹)
やまめ/  桃花ひな
(夜鷹)
ゆり/  杏野このみ
(夜鷹)
かのこ/  蒼井美樹
(夜鷹)
 
立ち売り/  妃桜ほのり
    
    
    
      
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¥11,000 Blu-ray   2015年8月号
                  
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