2023.03.13.Mon

「愛希れいか」

      
  
      
「愛希れいか」(まなき・れいか)は、女優。元宝塚歌劇団月組トップ娘役。
1991年8月21日生、福井県坂井市、坂井中学出身。
身長167cm。血液型A型。
所属事務所はアミューズ。
公式愛称は「ちゃぴ」。非公式は「長期政権の女」
  
2007年4月、宝塚音楽学校入学。
2009年3月、宝塚歌劇団に95期生として入団。入団時の成績は14番。宙組公演「薔薇に降る雨/Amour それは…」で男役として初舞台。その後、月組に配属。
同期には現花組トップスター柚香光、現月組トップスター月城かなと、現星組トップスター礼真琴朝美絢桜木みなと水美舞斗瀬央ゆりあ、OGに元星組トップ娘役妃海風、元宙組トップ娘役実咲凜音星乃あんり伶美うらららがいる。
2010年、霧矢大夢・蒼乃夕妃大劇場お披露目となる「THE SCARLET PIMPERNEL」で、大役ルイ・シャルル。続く「ジプシー男爵」で初の娘役。
2011年5月30日付で、男役から娘役へ転向。
同年の「アルジェの男」で新人公演初ヒロイン。続く「アリスの恋人」(バウホール・日本青年館公演)で、バウ・東上初ヒロイン。
続く2012年、霧矢大夢・蒼乃夕妃退団公演となる「エドワード8世」で、2度目新公ヒロイン。
同年4月23日付で、蒼乃夕妃の後任として月組トップ娘役に電撃就任。月組新体制創設に伴い、「ロミオとジュリエット」と翌年の「ベルサイユのばら」で、新トップ龍真咲と新準トップ明日海りおの役替わり主演2人の相手役。
同年、宝塚歌劇団年度賞の2011年度新人賞。
2013年に明日海が組替え後は、龍の単独パートナー。
同年、阪急すみれ会パンジー賞の2013年度娘役賞。
2014年、宝塚歌劇団年度賞の2013年度優秀賞。
2015年の「1789」で大役マリー・アントワネット。新公で久々男役。
同年、初のミュージック・パフォーマンス「Wonder of Love」開催。
2016年、龍の退団に伴い、僅か研9で新トップとなった一期上の珠城りょうを2人目相手役に迎え、「アーサー王伝説」(文京シビックホール・DC公演)で新コンビお披露目。
2018年の「愛聖女」で、娘役としては異例のバウ単独初主演。元雪・星娘1月影瞳以来17年ぶり快挙。
同年、宝塚歌劇団年度賞の2017年度優秀賞。
同年11月18日、「エリザベート」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団。
同年12月よりアミューズ所属となり、本格再始動。
2019年の東宝「エリザベート」で帝劇エリザデビュー。

 
4歳下の妹がいる。
3歳頃からバレエを始めるが、最初は身体が硬くて泣いてばかりいた。
市立の小学校へ入学。1年の時に宙組全国ツアー「エクスカリバー/シトラスの風」でヅカ初観劇し、衝撃を受ける。特にショーの「明日へのエナジー」の場面に大興奮し、姿月あさと・花總まりの大ファンに。部屋は2人のポスターだらけになり、家では2人になりきって熱演。当時書いた作文のテーマは「宝塚じぇんぬになる」だった。
小3で同じ福井市内で引っ越しをし、地元のコーラス団に入団する。
ヅカとの出会いにより、バレエ熱も急上昇し、週7日、踊らない日は1日も無かった。
小5の頃、バレエ教室の選抜メンバーがコンクールに出場していることを知る。相変わらず身体が硬かったため、柔軟に没頭する日々が始まる。寝る時のポーズは決まって開脚かカエル足か前屈のどれかだった。努力の甲斐あってコンクールに連続出場できるようになるが、入賞することはできなかった。
中学へ入学後、バレエ熱が燃え続け、改めてコンクールでの入賞を目標にレッスンに励むようになる。
中2の頃、宝塚大劇場で月組「エリザベート」を観劇。改めて宝塚熱が蘇った矢先、コンクールで入賞。
バレエに踏ん切りがつき、突然ベリーショートにし、ヅカ受験を宣言する。
身長を伸ばすためストレッチや牛乳摂取を欠かさず、結果、異常な成長痛に襲われながらも8㎝背を伸ばすことに成功する。
中学時代は「受験に役立つかも」という理由で放送部に入部。県のアナウンスコンクールで作文を読み、優勝。全国大会にも参加した。
受験に関する情報は主にテレビから取得し、声楽は小学時代から習っていたコーラスの先生に教えてもらった。
一次試験当日、知り合いがいなかったため会場では1人だったが、楽しくて楽しくて仕方なく、結果見事に一発合格を果たす。

 
◎プチ女帝伝説
音校予科時代は娘役として授業を受けていたが、本科で男役に転身。そのまま歌劇団へ入団し、研3で再び娘役に転向。
長らく中卒の娘1は出ないと言われてきたジンクスを打ち破り、若葉ひろみ以来31年ぶりに娘1に電撃就任。
中卒研4トップ就任のため、近年では最年少トップの誕生となった。
トップ在任期間はトータル6年7ヶ月に渡り、花總まり遥くららに次いで史上3番目の長期政権を記録した。

   

   
●宝塚歌劇団時代の主な活動
■初舞台
2009年
4〜5月、宙組「薔薇に降る雨」「Amour それは…」(宝塚大劇場のみ)
 
□月組男役時代
10〜12月、「ラストプレイ」「Heat on Beat!(ヒートオンビート)」
2010年
4〜7月、「THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレットピンパーネル)」ルイ・シャルル、新公:ベン(本役:煌月爽矢)
9〜11月、「ジプシー男爵-Der Zigeuner Baron-」ヴィオルカ「Rhapsodic Moon(ラプソディック・ムーン)」
2011年
1月、「Dancing Heroes!」(バウホール)
3〜5月、「バラの国の王子」新公:ハチドリ(本役:珠城りょう)「ONE」
 
□月組娘役時代
7〜10月、「アルジェの男」フランソワーズ、新公:サビーヌ(本役:蒼乃夕妃)「Dance Romanesque(ダンスロマネスク)」 新人公演初ヒロイン
11〜12月、「アリスの恋人」(バウホール・日本青年館)アリス バウ・東上初ヒロイン
2012年
2〜4月、「エドワード8世」アデール・アステア、新公:ウォリス・シンプソン(本役:蒼乃夕妃)「Misty Station」 新人公演ヒロイン
 
■月組トップ娘役時代
6〜9月、「ロミオとジュリエット」ジュリエット 大劇場トップお披露目公演
10〜11月、「愛するには短すぎる」バーバラ・オブライエン「Heat on Beat!(ヒートオンビート)」(全国ツアー)
2013年
1〜3月、「ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-」ロザリー、エトワール
5月、「ME AND MY GIRL」(梅田芸術劇場)サリー・スミス
7〜10月、「ルパン-ARSÈNE LUPIN-」カーラ・ド・レルヌ「Fantastic Energy!」
11〜12月、「JIN-仁-」橘咲、結命「Fantastic Energy!」(全国ツアー)
2014年
1月、「風と共に去りぬ」(梅田芸術劇場)メラニー・ハミルトン 初エトワール
3〜6月、「宝塚をどり」「明日への指針-センチュリー号の航海日誌-」レイラ「TAKARAZUKA花詩集100!!」花のエトワール、マーガレット、蘭の女王、トップスター女、レディ、銀の花の女
7〜8月、「宝塚をどり」「明日への指針-センチュリー号の航海日誌-」レイラ「TAKARAZUKA花詩集100!!」(博多座)
9〜12月、「PUCK(パック)」ハーミア「CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-」
2015年
2〜3月、「風と共に去りぬ」(中日劇場)メラニー・ハミルトン エトワール
4〜7月、「1789-バスティーユの恋人たち-」マリー・アントワネット、新公:兵士(本役:朝霧真)
11〜2016年2月、「舞音-MANON-」マノン「GOLDEN JAZZ」
3〜4月、「激情」カルメン「Apasionado(アパショナード)!!Ⅲ」(全国ツアー)
6〜9月、「NOBUNAGA〈信長〉-下天の夢-」帰蝶「Forever LOVE!!」
10〜11月、「アーサー王伝説」(文京シビックホール・ドラマシティ)グウィネビア
2017年
1〜3月、「グランドホテル」エリザヴェッタ・グルーシンスカヤ「カルーセル輪舞曲(ロンド)」
5月、「長崎しぐれ坂」おしま、芸者「カルーセル輪舞曲(ロンド)」(博多座)
7〜10月、「All for One」ルイ14世
11〜12月、「鳳凰伝」トゥーランドット「CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-」(全国ツアー)
2018年
2〜5月、「カンパニー-努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-」高崎美波「BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-」グッディ
7月、「愛聖女(サントダムール)-Sainte♡d’Amour-」(バウホール)ジャンヌ・ダルク バウ初主演
8〜11月、「エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-」エリザベート 退団公演
   
☆出演イベント
2011年12月、タカラヅカスペシャル2011「明日に架ける夢」
2012年3月、蒼乃夕妃ミュージック・サロン「VERY BEST OF ME」
2012年12月、タカラヅカスペシャル2012「ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜」
2013年10月、第52回「宝塚舞踊会」
2014年4月、宝塚歌劇100周年夢の祭典「時を奏でるスミレの花たち」
2014年12月、タカラヅカスペシャル2014「Thank you for 100 years」
2015年9月、愛希れいかミュージック・パフォーマンス「Wonder of Love」
2015年12月、タカラヅカスペシャル2015「New Century,Next Dream」
2016年12月、タカラヅカスペシャル2016「Music Succession to Next」
2017年10月、第54回「宝塚舞踊会」
2017年12月、タカラヅカスペシャル2017「ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-」
 
☆TV出演
2012年9月、TBS「オールスター感謝祭秋」
2017年3月、CX「2017FNSうたの春まつり」
  
☆CM出演
2016年、オリックスグループ
 
★受賞歴
2012年、「宝塚歌劇団年度賞」2011年度新人賞
2013年、「阪急すみれ会パンジー賞」娘役賞
2014年、「宝塚歌劇団年度賞」2013年度優秀賞
2018年、「宝塚歌劇団年度賞」2017年度優秀賞
 
●宝塚歌劇団退団後の主な活動
□舞台
2019年
6〜8月、「エリザベート」(帝国劇場)エリザベート ※花總まりとWキャスト
11〜12月、「ファントム」(TBS赤坂ACTシアター・梅田芸術劇場)クリスティーヌ・ダーエ ※木下晴香とWキャスト
2020年
4〜8月、「エリザベート」(帝国劇場・梅田芸術劇場・御園座・博多座)エリザベート ※花總まりとWキャスト
9〜10月、「フラッシュダンス」(日本青年館・日本特殊陶業市民会館・ドラマシティ)アレックス・オーウェンズ
2021年
1月、「The Illusionist-イリュージョニスト-」(日生劇場)ソフィ
4月、「エリザベートTAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート」(梅田芸術劇場・東急シアターオーブ)エリザベート
6〜7月、「マタ・ハリ」(東京建物Brillia HALL・アイリス・梅田芸術劇場)マタ・ハリ ※柚希礼音とWキャスト
12月、「泥人魚」(シアターコクーン)月影小夜子
2022年
10〜2023年1月、「エリザベート」(帝国劇場・御園座・梅田芸術劇場・博多座)エリザベート ※花總まりとWキャスト
 
□ドラマ
2021年
11月、「青天を衝け」(NHK)井上武子
2022年
1月、「潜水艦カッペリーニ号の冒険」(CX)鈴木香苗
8月、「アイドル」(NHK)高輪芳子
  
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