2021.03.13.Sat
「ダル・レークの恋」

月城かなと
グランド・ミュージカル「ダル・レークの恋」
作/菊田一夫 監修/酒井澄夫
潤色・演出/谷貴矢
菊田一夫氏によって書き下ろされた本作は、1959年に春日野八千代演出・主演により初演、1997年にレビューシーンを盛り込んだ一本立て作品へとリメイクされ、麻路さき主演で再演された後、2007年に瀬奈じゅん主演の全国ツアー公演としても再演されるなど、時代を超えて多くのお客様に愛されています。
そんな不朽の名作を、月城かなとを中心とした月組TBS赤坂ACTシアター、シアター・ドラマシティ公演として、酒井澄夫監修のもと、若手演出家・谷貴矢の新たな演出で上演いたします。
インド北部のカシミール、ダル湖を舞台に繰り広げられる若き騎兵大尉ラッチマンと貴族の娘カマラの燃え上がる身分違いの恋、そして、その運命的な結末にどうぞご期待ください。
インド最北部、インダス河の流れるカシミール。
毎年夏になると、世界各国の大使・行使や富豪達、それにインド諸州の王族らが、避暑のカシミール・ホテルまでやってくる。
今宵は、カシミール・ホテルにおける今夏最後の舞踏会。
ベナレスの領主チャンドラ・クマールの孫娘で、やがてデリー大公ゴヤール王家の女官長になる身の上のカマラも、祖母インディラ、従兄弟クリスナとその妻アルマらとともに、この地でひと夏を過ごしていたが、明日にはクリスナの城のあるハイダラバードへ発つことになっていた。
カマラはこの夏、騎兵大尉ラッチマンと恋に落ち、二人の仲は舞踏会で公然のものとなった。
あまりにも身分の差がある二人は王族や各国大使・公使のみならず、新聞記者たちの注目をも集めてしまう。
二人の噂が夫チャンドラやゴヤール王家にまで聞こえ、カマラと家の名誉が失われることを恐れたインディラは、カマラにラッチマンと別れることを命じる。
いつかは別れなければならないと自覚していたカマラは、心なくもラッチマンに冷たくあたり、彼の愛を拒絶する。
突然のカマラの心変わりにラッチマンは傷つき去って行くのだった。
カマラがラッチマンに愛想尽かしをして間もなく、パリの国際警察から、悪名を轟かせている前科十二犯の世界的詐欺師ラジエンドラがこの地に滞在中との連絡が入る。
憲兵隊長ジャスビルの報告によれば、ラジエンドラは相手の大金持ちや王族を騙すために騎兵大尉を装っているのだという。
そして、氏素性の分からない騎兵大尉といえばラッチマンしかいないと断言するのだった。
これを聞いたクマール一家は急ぎラッチマンを呼び戻して詰問する。
頭ごなしにラジエンドラだと決めつけ、カマラまでもが疑いの眼差しを向ける有様に、ラッチマンは確かに自分こそがラジエンドラであると告白する。
ラッチマンにこの国から逃れて、カマラやクマール一族との関係を一切口外しないよう求めるインディラ。
幾ら必要かと問われたラッチマンは、取引の条件を示す。
騎兵大尉ラッチマンは姿を消す代わりに、今宵、愛するカマラを望む、と――。
一族の名誉を守る為その要求を受け入れたカマラを、ラッチマンはダル湖の湖畔へと連れて行く。
一方、フランスから帰国したチャンドラとカマラの妹リタは、港町からハイダラバードへと向かっていた。
リタはパリで恋仲になったペペルという男を密かに連れてきており、婚約を許して欲しいとチャンドラに打ち明ける。
チャンドラは強く反対するが、リタとペペルの計略にかかり、しぶしぶ付き合いだけは認める羽目に陥ってしまう。
ハイダラバードに入城しようとしたチャンドラは、行列を見守る群衆の中にラッチマンの姿を認め、彼に話しかける。
チャンドラは、かつてパリである事件に巻き込まれたところをラッチマンに助けられたことがあったのだ。
チャンドラは信頼するラッチマンにペペルのことを相談する。
ペペルという名に聞き覚えのあるラッチマンは、チャンドラの力になることを約束する。
こうしてチャンドラに伴われたラッチマンは、ハイダラバードの王宮で再びカマラと顔を合わせるのだが……。

次期月組トップコンビ、なるか。
本来、
2020年9月5〜23日に全ツ公演予定だったのが…
新型コロナウイルス感染拡大防止による公演延期を経て、
2021年2月16〜28日(TBS赤坂ACTシアター)、3月14〜21日(ドラマシティ)での振替公演に。
雪の彩風氏同様、これも現月2番手の月城くんの事実上のプレプレお披露目公演、なるのか。
ヒロイン海月姫、実に5度目となる東上ヒロイン

報われるのか報われへんのか…。
2番手・ペペル役はコノヒトとコノヒトの役替わり。
暁くんの出演は赤坂ACTシアターのみ。
ハイ

2021月東上 2007月全ツ 1998星全ツ 1997星大劇場 1959月大劇場
ラッチマン/
(騎兵大尉)
月城かなと/瀬奈じゅん/麻路さき/麻路さき/春日野八千代
ハリラム・カプール/
(ラッチマンの父。ベンガルの領主マハ・ラジア)
蓮つかさ/一樹千尋(専科)/千秋慎/千秋慎/沖ゆき子
ルネ/
(ラッチマンの弟分)
彩路ゆりか/榎登也/久城彬/久城彬/
カマラ/
(チャンドラの孫娘)
海乃美月/彩乃かなみ/星奈優里/星奈優里/故里明美
カマラの侍女/
天愛るりあ/織佳乃//鷺草かおる/
チャンドラ・クマール/
(カマラの祖父。ベナレスの領主マハ・ラジア)
千海華蘭/越乃リュウ/夏美よう/夏美よう/登代春枝
チャンドラの侍従/
――/鼓英夏///
ポトラジ/
(チャンドラの運転手)
佳城葵/一色瑠加/司祐輝/千歳まなぶ/
インディラ・クマール/
(チャンドラの妻。カマラの祖母)
梨花ますみ(専科)/出雲綾/邦なつき(専科)/邦なつき(専科)・立ともみ(専科)/神代錦
クリスナ・クマール/
(カマラの従兄弟)
夢奈瑠音・風間柚乃/遼河はるひ/彩輝直/絵麻緒ゆう/御山桜
アルマ/
(クリスナの妻)
夏月都/憧花ゆりの/朋舞花/朋舞花/雅章子
リタ/
(カマラの妹。ペペルを慕う)
きよら羽龍/城咲あい/羽純るい/羽純るい/武蔵野裕美
ペペル/
(パリの詐欺師)
風間柚乃・暁千星/大空祐飛/稔幸/稔幸/星空ひかる・壬生桜子
ピエール/
(ペペルの子分)
蒼真せれん/桐生園加/夏風りお/音羽椋/歌川波瑠美
ジャン/
(ペペルの子分)
颯希有翔/朝桐紫乃/高央りお/朝宮真由/
ペペルの子分/
――/紫門ゆりや///
ラジオン/
(ホテルのポーター)
蘭尚樹/明日海りお/朝澄けい/彩輝直/黛光
ビーナ/
(ホテルのメイド。ラジオンの恋人)
詩ちづる/白華れみ/亜づさ真鈴/妃里梨江/野辺小百合
ジャスビル/
(憲兵隊長)
礼華はる/研ルイス/英真なおき/英真なおき/美吉佐久子
パタナック/
(憲兵隊長補佐)
柊木絢斗/光月るう/にしき愛/にしき愛/
ミシェル/
(パリのクラブのマダム)
楓ゆき/美鳳あや/万理沙ひとみ/藤京子(専科)/
ジョルジュ/
(パリのクラブのバーテン)
佳城葵/一色瑠加//司祐輝/
支配人/
(ホテル・カシミールの支配人)
佳城葵/一色瑠加//司祐輝・真中ひかる/美吉野一也
貴婦人/
――/織佳乃・天野ほたる・越乃リュウ・一樹千尋(専科)//彰乃早紀・鷺草かおる・しのぶ紫・朝峰ひかり/
侍女/
――/萌花ゆりあ//白鳥ゆりえ・原美笛/
酒場の亭主/
蓮つかさ/一樹千尋(専科)/千秋慎/千秋慎/
酒場の内儀/
麗泉里/音姫すなお/朝峰ひかり/万里柚美/
祭の男/
颯希有翔/一色瑠加///
僧侶/
空城ゆう・大楠てら・一星慧/榎登也・五十鈴ひかり・沢希理寿//司祐輝・美稀千種・水瀬あお/
花売りの少女/
清華蘭/草風なな//美椰エリカ/
憲兵/
――/榎登也///
ヒンドゥーの神/
風間柚乃・暁千星/大空祐飛//稔幸/
金の男/
蓮つかさ・夢奈瑠音/桐生園加///
パリジャン/
蘭尚樹・夢奈瑠音/桐生園加・明日海りお///
水の青年/
彩音星凪/桐生園加//久城彬/
水の少女/
菜々野あり/――///
※ 1959年、月組で春日野八千代主演により大劇場初演。
1997年、星組で麻路さき×星奈優里トップコンビ大劇場お披露目として再演。
1998年、星組で麻路さき×星奈優里トップコンビにより全ツ再演。
2007年、月組で瀬奈じゅん×彩乃かなみトップコンビにより全ツ再演。


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