2021.01.02.Sat
「fff-フォルティッシッシモ-/シルクロード」

望海風斗×真彩希帆
ミュージカル・シンフォニア「fff-フォルティッシッシモ-」〜歓喜に歌え!〜
作・演出/上田久美子
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。
音楽史に革命を起こし、今や不滅となったその男の名前。
しかし男の名は、あらゆる不運に彩られている。
失恋、孤独、失聴…。それでもなぜ彼は、至上の喜びを歌う「第九」を完成させることができたのか。
聴力を失い絶望する天才音楽家の前に姿を現した謎の女。
女の不可解な存在にいらだちながらも、いつしか彼女を人生の旅の友としてゆくルートヴィヒ。
やがて二人の不思議な関係が生み出した音楽とは──。
フランス革命後の混沌のヨーロッパで、ナポレオン、ゲーテ、そしてベートーヴェンが歩む覇道が交差する。
誰もが知る伝説の男たちについての、新しい物語…ミュージカル・シンフォニア!
フランス革命後のヨーロッパは混沌としていた。
19世紀始めのオーストリア帝国、首都ウィーンの劇場では、ルートヴィヒの指揮による新曲コンサートが行われていた。
喝采が劇場中に響き渡り、コンサートは熱狂のうちに幕を下ろす。
ルートヴィヒの楽屋に、オーストリア皇帝たちが姿を見せる。
最後に演奏された交響曲は世界の覇者を思わせたと讃える皇帝。
周囲はその曲を皇帝に献呈するよう促すが、ルートヴィヒは、この交響曲の名は「英雄」、ナポレオンに捧げるものだと言い放つ。
フランスの将軍ナポレオン・ボナパルトは、革命の波及を恐れて干渉戦争を仕掛けるオーストリアなど近隣諸国に対抗し、戦いを続けていた。
ルートヴィヒはそんなナポレオンに心酔していたが、近隣諸国の王侯貴族にとってナポレオンの存在は大きな脅威となっていた…。
皇帝の側近メッテルニヒは自由主義的なルートヴィヒに厳しい目を向ける。
気鋭の音楽家として自信をみなぎらせるルートヴィヒは、美しい伯爵令嬢のジュリエッタに求婚する。
敬愛するゲーテの「若きウェルテルの悩み」が上演される劇場に彼女を誘うルートヴィヒ。
故郷ボンからやって来た親友の医師ゲルハルトとその妻ロールヘンに恋人を紹介しようと計画するルートヴィヒだが、彼女は現れない。
ジュリエッタは身分なきルートヴィヒを裏切り、親の勧める貴族と婚約したのだ。
ジュリエッタは、ルートヴィヒに別れの言葉を告げる。
だが、聴力に異変をきたし始めたルートヴィヒに彼女の声は届かない…。
“さようならって、言っていたわ”――彼の前に現れた謎の女がそう告げた。
ルートヴィヒだけに聞こえる不可解な彼女の声。
その幻影から逃れたいと悶えるルートヴィヒの脳裏に幼き日の不幸な記憶が襲い掛かる…。
レビュー・アラベスク「シルクロード〜盗賊と宝石〜」
作・演出/生田大和
西から東へ、そして東から西へ…文化、文明、人を乗せ、陸と海とで西欧とアジアを結びつけてきた交易路「シルクロード」。
路往く隊商を襲った盗賊は、一粒の青いダイヤモンドを手にいれる。
しかしそれはインドの女神シータの失われた片目であった。
ある者には幸福を、そしてまたある者には悲運をもたらしつつ幾度となく持ち主を変え、遙か古よりこの「シルクロード」を彷徨ってきた宝石の、その煌めきの中に宿る数多の記憶を辿る旅へと盗賊は誘われてゆく…
過去から未来へ、そして未来から過去へ。
時代と空間を超えた旅の中で綴られる、エキゾティシズムに富んだレビュー・アラベスク。
なお、この作品は演出家・生田大和の初のショー作品となります。
また、数多くのCMやアニメ、映画音楽を手掛けており、様々なアーティストへの楽曲提供をおこなっている菅野よう子氏より楽曲をご提供いただきます。
独創的な音楽世界と望海風斗を中心とした雪組がお届けするハーモニーにもご期待ください!

やっと来ましたダイキホ大劇場6作目にして退団公演。
本来、
2020年7月17日〜8月17日(宝塚大劇場)、9月4日〜10月11日(東京宝塚劇場)
の公演スケジュールだったのが…
新型コロナウイルス感染拡大防止による公演延期を経て、
2021年1月1日〜2月8日(宝塚大劇場)、2月26日〜4月11日(東京宝塚劇場)
雪組昨年と同じく年明け公演に。
恒例の下級生交互出演。新公も変わらずナッシング。
ダイキホトップコンビまさかの退団延期による半年遅れでの卒業公演。
今作では想定内・彩凪翔(92期)をはじめ、笙乃茅桜(92期)・煌羽レオ(94期)・真地佑果(96期)・ゆめ真音(100期)・朝澄希(101期)ら殉職者も沢山。
そして今公演よりパリピーが雪組生デビュー、次期娘1内定済みのひらめが雪組再デビューなう。2人ともちょっと曰く付き。
雪組、千秋楽まで走り抜けられますように。
そして今度こそ、ダイキホちゃんと卒業できますように。
ハイ

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン/ 望海風斗
(音楽界の革命児)
少年ルートヴィヒ/ 野々花ひまり
青年ルートヴィヒ/ 彩海せら
ヨハン・ヴァン・ベートーヴェン/ 奏乃はると
(ルートヴィヒの父親)
マリア・ヴァン・ベートーヴェン/ 笙乃茅桜
(ルートヴィヒの母親)
選帝侯/ 叶ゆうり
ルートヴィヒの家政婦/ 杏野このみ
ゲルハルト・ヴェーゲラー/ 朝美絢
(ルートヴィヒの親友、医師)
エレオノール・フォン・ブロイニング(ロールヘン)/朝月希和
(ゲルハルトの妻。ルートヴィヒの初恋の相手)
昔のロールヘン/ 星南のぞみ
ロールヘンの妹/ 琴羽りり
ブロイニング夫人/ 愛すみれ
(ロールヘンの母親)
ブロイニング家の執事/ ゆめ真音
ジュリエッタ・グイチャルディ/ 夢白あや
(伯爵令嬢。ルートヴィヒの恋人)
グイチャルディ伯爵夫人/ 白峰ゆり
(ジュリエッタの母親)
ガレンベルク伯爵/ 真地佑果
(ジュリエッタの婚約者)
謎の女/ 真彩希帆
(ルートヴィヒの前に現れる正体不明の女)
小さな炎/ 笙乃茅桜
皇帝フランツ一世/ 透真かずき
(オーストリア帝国の皇帝)
オーストリア皇后/ 千風カレン
(フランツ一世の妃)
カール大公/ 桜路薫
(フランツ一世の弟)
ルドルフ大公/ 綾凰華
(フランツ一世の弟。ルートヴィヒのパトロン)
クレメンス・フォン・メッテルニヒ/ 煌羽レオ
(オーストリア帝国の外交官。フランツ一世の側近)
宮廷楽長サリエリ/ 久城あす
(オーストリア帝国の首都ウィーンで活躍する宮廷楽長)
ロッシーニ/ 天月翼
(新時代の作曲家)
パール伯爵/ 星加梨杏
(オーストリア貴族)
ラデッキー伯爵/ 眞ノ宮るい
(オーストリア貴族)
ウィーン貴族/ 妃華ゆきの・杏野このみ・羽織夕夏
ナポレオン・ボナパルト/ 彩風咲奈
(フランス軍を率いる将軍で後の皇帝)
皇后ジョセフィーヌ/ 杏野このみ
ナポレオンの副官/ 橘幸
ナポレオンの軍医/ 汐聖風美
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ/ 彩凪翔
(ドイツの詩人で作家)
ウェルテル/ 諏訪さき
ロッテ/ 沙月愛奈
ケルブ(智天使)/ 一樹千尋(専科)
(天国の扉を守る門番)
ケルビム(天使)/ 希良々うみ・羽織夕夏・有栖妃華
モーツァルト/ 彩みちる
(すでに死せる作曲家)
テレマン/ 縣千
(すでに死せる作曲家)
ヘンデル/ 真那春人
(すでに死せる作曲家)
マリー=アントワネット/ 妃華ゆきの
(フランス王妃)


雪組公演「fff」 雪組公演「fff」
¥11,000 Blu-ray 2021年2月号
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2021.01.06.Wed
歌劇2021年1月号

WELCOME TO 2021

歌劇1月号の表紙は、宙組トップスター・真風涼帆。
新春スターカラーポートレート/
望海風斗&星風まどか&珠城りょう&華優希&礼真琴&美園さくら&柚香光&舞空瞳&真風涼帆&真彩希帆&轟悠&
彩風咲奈&芹香斗亜&月城かなと&愛月ひかる&瀬戸かずや&
彩凪翔&鳳月杏&瀬央ゆりあ&凪七瑠海&桜木みなと&水美舞斗&朝美絢&
永久輝せあ&暁千星&風間柚乃&聖乃あすか&朝月希和&潤花
松本悠里卒業特集
STAGE PHOTO/
宙組宝塚大劇場公演「アナスタシア」
星組梅田芸術劇場公演「エル・アルコン-鷹-」「Ray-星の光線-」
STAGE INFORMATION/
座談会「fff-フォルティッシッシモ-」「シルクロード〜盗賊と宝石〜」(雪組宝塚大劇場公演)
対談「Eternità」(月組宝塚バウホール公演)
対談「PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-」(花組宝塚バウホール公演)
座談会「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」(花組東京国際フォーラム公演)
新たなる年の初めに寄せて…
Back to…
宙組次期トップ娘役決定
松本悠里卒業特集
ウォッチザフォース雪組/
夢白あや&花束ゆめ&聖海由侑&莉奈くるみ&愛羽あやね&壮海はるま&天咲礼愛&紗蘭令愛
新雪組生紹介(106期生)/
華世京&霧乃あさと&華純沙那&夢翔みわ&天音ことは&夢陽まり&彩名美希&藤影ゆら
ワールドワイドオブタカラヅカ
えと文/ 瀬戸かずや&暁千星&朝美絢&舞空瞳&遥羽らら
「組レポ。」/羽立光来&白雪さち花&愛すみれ&漣レイラ&美月悠
陽月華の今月の華
楽屋日記/
愛未サラ from 宙組「アナスタシア」
菜々野あり from 月組「ピガール狂騒曲」
天飛華音 from 星組「エル・アルコン」


「歌劇2020年12月号」 「歌劇2020年11月号」
2021.01.08.Fri
「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」

柚香光×華優希
ブロードウェイ・ミュージカル「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」
潤色・演出/原田諒
舞台は禁酒法時代のニューヨーク、ロングアイランド。
贅沢三昧、苦労知らずのプレイボーイであるジミーは、四度目の結婚を明日に控えて独身最後の夜を楽しんでいたところ、一見ボーイッシュな風体ながらも実にチャーミングな女性ビリーに出会う。
ところが彼女の正体は酒の密輸を企てるギャングの一味。
そうとも知らずビリーに惹かれてゆくジミー。
そんな二人が巻き起こす愉快な大騒動の行方とは…。
アメリカ音楽界の至宝、ガーシュウィン兄弟の珠玉の名曲に乗せて、個性豊かな登場人物が織り成すロマンティック・コメディ。
2012年のブロードウェイ初演時には、マシュー・ブロデリック、ケリー・オハラら豪華キャストによる出演でも話題を呼び、その年のトニー賞10部門にノミネートされました。
柚香光率いる新生花組が挑むブロードウェイの名作ミュージカル。
宝塚歌劇バージョンとして新たな演出でお贈りする、その軽快でハートウォーミングな舞台にどうぞご期待ください!
1920年代、禁酒法時代のニューヨーク――。
贅沢三昧、苦労知らずのプレイボーイであるジミー・ウィンターは、四度目の結婚を明日に控え、マンハッタンのスピークイージー(もぐり酒場)で独身最後の夜を楽しんでいた。
友人やショーガール達と羽目を外し、歌い踊るご機嫌なジミー。
酔っ払った彼は酒場の裏で、一見ボーイッシュな風体ながらも実にチャーミングな女性、ビリー・ベンディックスに出会う。
ところが彼女の正体は、酒の密輸を企てるギャングの一味。
そうとも知らず、ジミーはこれまで出会ったことの無いタイプのビリーに惹かれ、ビリーもまた、突然目の前に現れた全く別世界に住むジミーに興味を持つのだった。
ビリーに気を許したジミーは、マンハッタン郊外、ロング・アイランドのベイビル・レーンに絶対使うことのない別荘を所有していると口にしてしまう。
世間では、ニューヨーク市警のベリー署長をはじめ、合衆国上院議員マックス、彼の妹で禁酒主義婦人会の会長、ウッドフォード公爵夫人らがもぐり酒場を一網打尽にしようと躍起になっている最中。
ジミーが口走ったその別荘を、酒の隠し場所に利用しようと思い付いたビリーは、仕事仲間のクッキー、デュークと共にロング・アイランドへと向かう。
無事、ジミーの別荘へ酒を運び込んだビリーたち。
ところがそこへ突然、ジミーがフィアンセのアイリーンを伴って現れる。
慌てふためくビリーだったが、肝心のジミーは昨晩の出来事をあまり覚えていないらしい。
おぼろげな記憶を手繰り寄せたジミーは、ビリーとの再会を手放しで喜ぶのだった。
安全に大量の酒を隠したはずの別荘はにわかにざわつき始める。
何とかジミーの気を逸らそうと、あの手この手を使ってビリーたちが奮闘する中、“絶対に使うことのない別荘”には思いがけない客たちが次々と現れて…。
ジミーとビリーが巻き起こす大騒動、そして恋の行方とは――。

れいはな3作目にして早くもプレサヨナラ公演に…

本来、
2020年7月25日〜8月10日(梅田芸術劇場)
の公演スケジュールだったのが…
新型コロナウイルス感染拡大防止による公演延期を経て、
2021年1月9日〜19日(東京国際フォーラム)、2月2日〜9日(梅田芸術劇場)
まさかの半年遅れ公演に。
永久輝アイリーンは初の女役。
2番手セトパンが公演の長も務めるというちょっと不思議な構図。
航琉ひびき(93期)休演により代役は高峰潤(99期)に。高峰くんが本来演じるはずだったマイケル役は消滅か…。
れいはな大劇場お披露目もまともに出来なかったけど、今度は完走できるのか…。
ハイ

ジミー・ウィンター/ 柚香光
(リッチでハンサムなプレイボーイ)
ミリセント・ウィンター/ 五峰亜季(専科)
(ジミーの母親)
アイリーン・エヴァグリーン/ 永久輝せあ
(リッチでラブリーな、自称世界一のモダンダンスの踊り手。ジミーの四度目の結婚のフィアンセ)
マックス・エヴァグリーン/ 和海しょう
(厳格な合衆国上院議員兼牧師兼裁判官。アイリーンの父)
アンソニー・スミス/ 紅羽真希
(マックス上院議員の秘書)
エストニア・ダルワース(ウッドフォード公爵夫人)/ 鞠花ゆめ
(名高い禁酒法主義者。マックス上院議員の妹)
ビリー・ベンディックス/ 華優希
(バイタリティ溢れる酒の密売人)
クッキー・マクジー/ 瀬戸かずや
(ビリーの仲間。弁舌巧みで辛辣な酒の密売人)
デューク・マホーニー/ 飛龍つかさ
(ビリーの仲間)
バーソロミュー・ベリー/ 汝鳥伶(専科)
(ニューヨーク市警の署長)
ロバート・モリス/ 舞月なぎさ
(警察官。ベリー署長の部下)
ジョナサン・コリンズ/ 高峰潤←
(警察官)
ジェニー・マルドゥーン/ 音くり寿
(スピークイージーのタフなショーガール)
ロージー/ 更紗那知
(スピークイージーのショーガール)
オリーブ/ 糸月雪羽
(スピークイージーのショーガール)
フロー/ 詩希すみれ
(スピークイージーのショーガール)
ミッジ/ 鈴美梛なつ紀
(スピークイージーのショーガール)
クリストファー/ 泉まいら
(ジミーの友人)
デイヴィッド/ 澄月菜音
()
ドッティ/ 若草萌香
()
アリス/ 咲乃深音
()
ハリー/ 太凰旬
()
デイジー/ 桜月のあ
()
トーマス/ 涼葉まれ
()
ロナルド/ 颯美汐紗
()
メイベル/ 琴美くらら
()
ジャスティン/ 天城れいん
()
マリリン/ 都姫ここ
()
ジョン/ 珀斗星来
()
アレックス/ 青騎司
()
リリー/ 美里玲菜
()
マシュー/ 美空真瑠
()
ケニー/ 夏希真斗
()
ルーシー/ 稀奈ゆい
()
ジュディ/ 初音夢
()


花組公演「NWIYCGI」 花組公演「NWIYCGI」
¥9,900 Blu-ray 特別編集号
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2021.01.20.Wed
宝塚GRAPH2月号

グラフ2月号の表紙は、花組2番手・瀬戸かずや×花組トップ娘役・華優希。
N-Learning/ 望海風斗
Décor/ 舞空瞳
ZUKA LIVE/ 彩凪翔
As Is/To Be/ 鳳月杏
RANDOM/ 聖乃あすか
松本悠里卒業特集
THE COSTUME/ 真風涼帆&星風まどか from アナスタシア
SIDE SHOT SELECTION/ 宙組「アナスタシア」
FROM STAGE〜Duet Dance〜
Archives-同期紹介89期
SPECIAL PORTRAIT/ 柚香光
トークDX/ 真風涼帆×芹香斗亜 from アナスタシア
おとめタイムズ/ 愛月ひかる&紫藤りゅう&飛龍つかさ&彩みちる
100期の秘密あかします!〜令和の令真探偵〜/ 朱紫令真×天彩峰里
華優希退団発表記者会見
STAGE/
星組梅田芸術劇場メインホール公演「エル・アルコン-鷹-」「Ray-星の光線-」
星組シアター・ドラマシティ公演「シラノ・ド・ベルジュラック」


「宝塚グラフ2021年1月号」 「宝塚グラフ2020年12月号」
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2021.01.28.Thu
「PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-」

聖乃あすか
バウ・ミュージカル「PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-」
潤色・演出/竹田悠一郎
薔薇戦争(1455〜1485年)-ランカスター家とヨーク家が国内の諸侯・騎士を二分して権力闘争に明け暮れた、イングランド史におけるターニングポイントとなったこの戦いは、ランカスター家の女系血筋を引くヘンリー・テューダー(のちのヘンリー7世)が最終的に勝利し、テューダー朝を開き、近代イングランドの礎を築いていく。
シェイクスピア戯曲でも有名なリチャード3世とヘンリー8世の時代に挟まれ、これまで謎に包まれた人物とされてきたヘンリー7世。
ランカスター家(赤薔薇)の血を引く者として、ヨーク家(白薔薇)のエドワード4世、リチャード3世との争いの中で、母の想い、仲間の期待を自らの生きる使命とし、イングランドの平和を願い、王冠を戴くべき男としての運命に挑み続けた姿を描く、意欲作。
この作品は、演出家・竹田悠一郎の宝塚バウホールデビュー作となります。
ヨーク家のエドワード4世は、ランカスター家の王ヘンリー6世を退けヨーク朝を開いたものの、弟クラレンス公ジョージ・プランタジネットと、信頼していた臣下の反逆に遭い失脚、再びヘンリー6世が王位に就く。
ヘンリー6世の忠臣ジャスパー・テューダーは、兄の遺し子である甥を伴い、国王に謁見する。
その少年こそ、若きヘンリー・テューダーであった。
国王の前に進み出たヘンリー・テューダーは、居合わせた全ての者に、彼こそ王冠を戴くべき男だと予感させる。
だが、この謁見からわずか後、エドワード4世が国王に返り咲き、ヘンリー・テューダーは亡命を余儀なくされる。
ランカスターの血を途絶えさせてはならない、生きてさえいれば、好機は必ず訪れる…叔父ジャスパーの言葉に促され、ヘンリー・テューダーは海を越えて隣国ブルターニュへ渡る。
ヘンリー・テューダーの母マーガレット・ボーフォートはイングランドに残り、息子がどうにか生き延びてイングランドの救世主となることを願っていた。
そんな彼女にイングランドの有力貴族、トマス・スタンリーが近づく。
ランカスター家とヨーク家、両家どちらともつかない態度を取っていた彼もまた、ヘンリー・テューダーこそ国の未来を託すにふさわしい人物だと考えていた一人であった。
スタンリー卿は、ヘンリー・テューダーを阻む者として、エドワード4世の弟グロスター公の名を挙げ、狡猾なグロスター公の動向を注視するよう忠告するが、一方で彼はグロスター公その人とも接点を持っていた。
王位簒奪を目論むグロスター公は、スタンリー卿の助力もあって宮廷内を暗躍し、地歩を固めていく…。
ブルターニュでは、ランカスターの血筋ながらヨーク家の後見下で育ったヘンリー・スタッフォード、フランス国王の使いを名乗る女性イザベルら、様々な目的を持つ人物がヘンリー・テューダーを取り巻いていた。
国と国の駆け引き、政権を巡る策謀…あらゆる思惑が渦巻く世界で、一体何を信じて、誰と生きるべきなのか?
ヘンリー・テューダーは、孤独の中でもがきながら、自らの進むべき道を模索し続ける。
やがて、ヨークの政権が不安定となり、市民の不満も高まりつつあることを知ったヘンリー・テューダーは、イングランド再上陸を決意するが…その行く手には、長く険しいいばらの道が待ち受けていた――。

100期の出世頭、聖乃くん、新公主演3回を経てのバウ初主演ゲット!
本来、
2020年7月30日〜8月10日(バウホール)
の公演スケジュールだったのが…
新型コロナウイルス感染拡大防止による公演延期を経て、
2021年1月28日〜2月7日(バウホール)
半年遅れでのリスタート。
固定ヒロイン不在にして、前回新公主演ができなかったコノヒトやコノヒトに役をつけて、救済措置とするのかなと思うたら、
ふつーにコノヒトがバウ初ヒロゲットですってよ奥さん。
バウ初出演にして初ヒロイン、初台詞、初歌唱、そもそも出演者の中では最下級生。
凄げーな。
ハイ

ヘンリー・テューダー/ 聖乃あすか
(ヘンリー7世。テューダー朝の祖となったランカスター女流血筋の騎士)
マーガレット・ボーフォート/ 春妃うらら
(ヘンリー・テューダーの母)
ジャスパー・テューダー/ 高翔みず希
(ヘンリー・テューダーの叔父)
ヘンリー6世/ 冴月瑠那
(ヨーク派に殺されたランカスター朝最後の国王)
マーガレット・オブ・アンジュー/ 万里柚美(専科)
(ヘンリー6世の妃)
マーガレット・オブ・アンジューの侍女/ 美花梨乃
エドワード4世/ 羽立光来
(ヘンリー6世を排し、ヨーク朝を開いた国王)
エリザベス・ウッドヴィル/ 華雅りりか
(エドワード4世の妃)
リチャード・グレイ/ 翼杏寿
(エリザベス・ウッドヴィルの息子)
トマス・グレイ/ 海叶あさひ
(エリザベス・ウッドヴィルの息子)
ヘンリー・スタッフォード/ 希波らいと
(ランカスターの騎士。エリザベス・ウッドヴィルの後見の下で育つ)
ヘイスティングス卿/ 冴月瑠那
(エドワード4世の腹心)
グロスター公/リチャード3世/ 優波慧
(エドワード4世の弟)
アン・ネヴィル/ 美羽愛
(リチャード3世の妻となる女性)
クラレンス公/ 愛乃一真
(エドワード4世の弟、リチャード3世の兄)
ケイツビー/ 峰果とわ
(グロスター公の腹心)
セシリー・ネヴィル/ 真鳳つぐみ
(エドワード4世らの母)
トマス・スタンリー/ 一之瀬航季
(イングランド貴族)
ウィリアム・スタンリー/ 芹尚英
(トマス・スタンリーの弟)
イザベル/ 星空美咲
(フランス国王の使者を名乗る女性)
イザベルの付き人/ 雛リリカ
フランス従者/ 和礼彩
騎士/ 春矢祐璃・和礼彩・南音あきら
時の精/ 凛乃しづか・三空凜花・愛蘭みこ
伝令/ 春矢祐璃
ウェールズ騎士/ 龍季澪・涼香希南
傭兵/ 南音あきら


20年花組版「はいからさんが通る」 20年花組版「はいからさんが通る」
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