2018.10.25.Thu

「蘭陵王-美しすぎる武将-」

  

 
              凪七瑠海(研16)
 
ロマンス「蘭陵王(らんりょうおう)‐美しすぎる武将-」
作・演出/木村信司
蘭陵王は、6世紀の中国に実在した北斉の皇族・高長恭に与えられた王号で、武勇と共にその類い稀なる美しさで今日まで名を残す武将。
あまりの美貌ゆえ、兵士たちの士気が下がることを恐れ、戦場では仮面を付けて戦ったという伝説は、雅楽「蘭陵王」や京劇の演目ともなっています。
美しさだけでなく、高潔さと勇猛さを併せ持った武将が辿る波瀾の生涯を、ドラマティックに描き上げる物語。
捨て子として育った少年は、その美しさゆえ有力者に庇護され生き延びてきた。
ある時戦に巻き込まれ北斉軍に捕えられるが、背中の入れ墨が証拠となり、行方知れずになっていた北斉の皇族・高長恭であることが判明する。
強い者だけが生き残ることを知る彼は、宮廷へ迎え入れられた後も武術の鍛錬に励み、初陣で皇太子・高緯率いる北斉軍を勝利に導く。
しかし、高長恭が現れたことによって戦場には不思議な光景が広がっていた…。
皇帝から褒美として蘭陵王の名と二十人の美女を与えられるものの、彼は自分の命を狙う刺客として送り込まれた娘・洛妃ただ一人を賜る。
蘭陵王と洛妃、共に過酷な幼少期を過ごした二人の間には、やがて不思議な絆が芽生えていく…。
雅楽師の東儀秀樹氏がフィナーレの楽曲を提供、本編の楽曲の演奏(録音)も担当致します。

今から1500年前の中国、斉(せい)と周が争っていた頃。
身寄りも行くあてもない美貌の少年は、繰り返される戦いの中で常に勝った者から類稀なる美しさを愛でられ、命の保証と引き換えに我がものにされるという運命に甘んじて生きていた。
幼い彼にはこれが自分だけに起こっていることなのか、誰にでも起こっていることなのかさえはっきりとはしていなかったのだ。
そんなある日、北斉軍に捕らえられた少年は、行方知れずになっていた高家の王子・高長恭であることがわかる。
この日を境に激変した生活の中で、強い者だけが生き残るという現実を知る高長恭は武術の鍛錬に励み、彼を見つけ出した将軍・斛律光や、段韶が一目も二目も置く武術を身につけていく。
そんな最中再び戦乱が始まり、皇太子・高緯率いる軍の一員として初陣を果たした高長恭は、彼の美しさを見た途端に一瞬ひるみを見せる敵兵を次々に倒して軍を大勝利に導く。
その功により皇帝から蘭陵の領地を与えられ「蘭陵王」となった彼は、同時に国中から集められた二十人の美女を下賜されるものの、ただひとり洛妃のみを賜る。
洛妃の振る舞いから彼女が周の間者であることを見破っていた蘭陵王は、正体を言い当てられ自害しようとした洛妃に生きろと命じる。
その後も武勲を立て続ける蘭陵王のずば抜けた強さ、兵士はおろか馬までもが彼の美貌に見惚れ、戦いを忘れてしまうことから、面で顔を覆って戦う将軍として、民の間でも伝説が語り継がれる存在になっていく。
他でもない皇太子・高緯すらも蘭陵王に夢中になるが、その人気ぶりがいつか皇太子の立場を危うくすることを恐れた、重臣・逍遥君ら、皇太子の取り巻きたちは蘭陵王を排除すべく画策をはじめる。
だがその企みにいち早く気づいたのは、自身も蘭陵王の命を狙った過去を持ちながら、自分と同じように陰惨な幼少時代を過ごしていた彼に、いつしか惹かれていた洛妃で…。

   

 
専科よりカチャ突然の花降臨あーんど東上単独初主演。
これが意味するものとは…
ここにきて先行きがどうにも怪しくなってきた89期男役3名様。
みやるり、七海の兄さん、そしてカチャ。
突然のバウや東上公演、ディナーショー開催は何を意味するのか…
やっぱり餞別 更なるステップアップ それとも…
   
   

  
  
ハイ
主な配役
美少年、高長恭(こうちょうきょう)/  凪七瑠海(専科)
(蘭陵王。斉の国の高家の王子)
洛妃(らくひ)/  音くり寿
(蘭陵王に下賜された妃の一人。周の間者)
鄭氏(ていし)/  美花梨乃
(蘭陵王の婚礼の相手)
/  航琉ひびき
(鄭氏の父)
蘭妃(らんひ)/  若草萌香
(蘭陵王に下賜された妃の一人)
桃妃(とうひ)/  詩希すみれ
(蘭陵王に下賜された妃の一人)
芍妃(しゃくひ)/  美花梨乃
(蘭陵王に下賜された妃の一人)
丹妃/  桜月のあ
(蘭陵王に下賜された妃の一人)
桂妃/  美里玲菜
(蘭陵王に下賜された妃の一人)
  
皇帝/  航琉ひびき
(斉の皇帝)
高緯(こうい)/  瀬戸かずや
(斉の皇太子)
逍遥君(しょうようくん)/  帆純まひろ
(北斉の重臣。高緯の寵愛を受ける)
孫雨/  翼杏寿
(高緯の取り巻き)
銭風/  南音あきら
(高緯の取り巻き)
趙雷/  澄月菜音
(高緯の取り巻き)
呉雪/  颯美汐紗
(高緯の取り巻き)
李水/  和礼彩
(高緯の取り巻き)
周雲/  珀斗星来
(高緯の取り巻き)
段韶(だんしょう)/  舞月なぎさ
(斉の将軍)
斛律光(こくりつこう)/  悠真倫(専科)
(斉の将軍)
広寧王(こうねいおう)の妻/  花野じゅりあ
(斉の王・広寧王の妻)
 
語り部/  京三紗(専科)
村の長者/記憶の男/  航琉ひびき
盗賊/  澄月菜音
伝令/  翼杏寿
従者/  礼哉りおん
門番/  青騎司
  
  
  
        
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