2018.01.03.Wed

「ドクトル・ジバゴ」

 

 
                 轟悠(研33)
 
ミュージカル「ドクトル・ジバゴ」
~ボリス・パステルナーク作「ドクトル・ジバゴ」より~
ロシアの作家ボリス・パステルナークの代表作「ドクトル・ジバゴ」。
1965年の映画版を筆頭に、それ以降も度々映像化されるなど、世界中の多くの人に愛され続けてきた不朽の名作小説を、オリジナル・ミュージカルとして舞台化致します。
20世紀初頭、革命前後の動乱期のロシアで、純真な心を持つ詩人でもある医師ユーラ(ユーリイ・アンドレーヴィチ・ジバゴ)と、彼が愛し続けた運命の女性ラーラが辿る波瀾の生涯を描く。
悠久のロシアの大地で、時代のうねりに翻弄されながらも懸命に生きた人々の軌跡、そして愛の形を鮮烈に描き上げる大河ロマン。

20世紀初頭のロシア。モスクワの街頭ではロマノフ王朝を倒し、新しい時代を求めようとする人々が生きる権利を主張し、「民衆にパンを!農民に土地を!」とシュプレヒコールをあげるデモが頻発。
それを抑えようとする竜騎兵との衝突が続いていた。
幼い頃両親を亡くしたユーリ・ジバゴは、叔父のアレクサンドルに引き取られ、医学の道を志している。
共に育ち心を寄せて来た従妹トーニャとの結婚も決まり、確かな未来が待っているかに見えるユーリだったが、詩人としての才にも長けていた彼は、古き良きロシアの息吹を詩に綴る一方で、この国を支えているのは労働者であり、貴族が安逸を貪る時代が終わろうとしていることを悟っていた。
そんなユーリとトーニャの婚約披露パーティーの席上で、客の1人だった弁護士コマロフスキーが、拳銃で撃たれる騒ぎが起こる。
コマロフスキーを撃ったのは洋裁工房「アマリヤ」の娘ラーラだった。
彼女には帝政打倒の革命に情熱をもやす学生パーシャという恋人がいたが、母アマリヤのパトロンであるコマロフスキーにそのことを知られ、母に告げると脅され執拗に関係を迫られていたのだ。
だが、事を公にするのは得策ではないと判断したコマロフスキーは、ラーラを警察に引き渡すことはせず、パーシャと共にその場を引き取らせる。
そんなコマロフスキーの手当てをしたユーリは、彼こそが父親の財産を騙し取り死に追いやった張本人だと気づく。
それでもユーリは傷ついた人を助けるのが医師の使命であると、己を律してコマロフスキーの治療をした。
1914年、ロシアは第1次世界大戦に突入し、ユーリは自ら志願し、友人の医師ミハイルと共に、ウクライナの野戦病院で、多くの負傷兵の治療にあたっていた。
そんな日々の中で、ユーリは従軍看護婦として働いていたラーラと再会する。
コマロフスキーから逃れたラーラはパーシャと結婚し、別の村で新たな生活を始めていたが、コマロフスキーとラーラとの関係の疑念を拭い去れないパーシャは、彼女のもとを去り、入隊してしまったという。
ラーラは行方のわからないパーシャを追って従軍看護婦に志願していたのだ。
失意のラーラを温かく励ますユーリ。
彼にもまたモスクワに残した妻トーニャがいたが、妻を思う気持ちの一方でユーリは、ラーラとの縁に運命的なものを感じていた。
そんな中、遂に皇帝が退位し、ロシア帝国は崩壊したとの報せが届く。
祖国は社会主義国ソヴィエトへと変貌し、ユーリとラーラは互いに心を残しつつ、ウクライナを後にする。
家族の元に戻ったユーリが目にしたのは、変わり果てたモスクワの街だった。
邸宅はソヴィエトの方針によって、人民の共同住宅となり、「アマリヤ」のお針子で、トーニャのドレスの仮縫いをしていたオリガが、今や党の委員として邸宅を管理。
特権階級だったトーニャへの憎しみから、度々食べ物を没収するなど厳しい処遇を強いていた。
個人の権利を認めないモスクワで人間らしい暮らしを営むことはできない。
国が生まれ変わるというのなら、新たな土地で新たな生き方を見つけよう。
そう決意したユーリは、家族を連れ亡き母の残したユリャーチン郊外にあるワルイキノの別荘を目指し、汽車の旅に出る。
だがその旅の途中、スパイの疑いで赤軍派の将校に尋問されたユーリは、革命思想に反するものには血も涙もない粛清を行う、と恐れられている赤軍派の将軍ストレ二コフこそ、ラーラの夫パーシャだと知る。
革命への狂信以外の何もない男に変貌しているパーシャを見て、ユーリはラーラの身の上を案じながらも、ワルイキノでの生活をはじめ、トーニャとの間には新しい命も宿っていた。
ところがその束の間の穏やかな日々の中で、ユーリはまたも運命の人ラーラにめぐり合ってしまう。
運命の歯車は再びユーリを大きなうねりの中へと押し出していき…。

 
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髭ほんまに生えてるやろ
理事、久々に星組降臨
大台を突破してもなお、勢いはとどまるところを知りません。
今回ヒロインに起用されたのは、新池銀イメガの有沙瞳
新公ヒロ2回、バウヒロ1回経ての東上ヒロ2度目
轟神話の実現なるか、着々とカードを揃えつつあります。
   
  

  
  
ハイ
主な配役
ユーリイ・アンドレーヴィチ・ジバゴ(ユーリ)轟悠
[医学生(のちに医師となる)であり、詩人]
ユーリ(少年)/  瑛美花れな
アントーニナ・アレクサンドロヴナ・グロメコ(トーニャ)/小桜ほのか
(アレクサンドルの一人娘。ユーリとはいとこ同士に当たり、彼と結婚する)
トーニャ(少女)/  星咲希
アレクサンドル・アレクサンドロヴィチ・グロメコ/輝咲玲央
(トーニャの父であり、ユーリの叔父。大学で化学を教えている)
エゴーロヴナ/  白妙なつ
(グロメコ家に仕える女中)
ミハイル・グリゴーリエヴィチ・ゴルドン(ミーシャ)/天華えま
(ユーリの親友。共に医学部に通い、のちに医師となって従軍する)
アンナ/  澄華あまね
インノケンチイ・デメンチエヴィチ・ドゥドロフ(ニーカ)/天路そら
スヴェンチツキー伯爵/  颯香凜
  
ラリーサ・ヒョードロヴナ・ギシャール(ラーラ)有沙瞳
(結婚後アンチーポワ。洋裁工房の娘。パーシャの恋人、のちに妻となるが、ユーリと惹かれ合う)
パーヴェル・パーヴロヴィチ・アンチーポフ(パーシャ)/瀬央ゆりあ
(革命派の青年。ラーラと結婚するも出奔、のちに赤軍派の将軍ストレリニコフと名を変え、人々を粛清する)
アマリヤ・カルロヴナ・ギシャール/白鳥ゆりや
(ラーラの母)
ヴィクトル・イッポリートヴィチ・コマロフスキー/天寿光希
(弁護士、ラーラの母・アマリヤのパトロン)
オリガ・ジョーミナ(オーリャ)/  紫りら
(洋裁工房のお針子で、ラーラの友人。革命後は党の委員となり、共同住宅となったグロメコ家を管理する)
 
リヴェーリィ・ミクーリツィン/朝水りょう
(赤軍パルチザンの頭目)
ヴドヴィチェンコ/  蒼舞咲歩
ヴォロニューク/  瀬稀ゆりと
(モスクワからの汽車に乗り合わせた赤軍の監視兵)
赤軍兵/  紘希柚葉
 
ガリューリン少尉/  麻央侑希
(第一次大戦で指揮をとる軍人)
フレリー/  都優奈
(従軍看護婦)
ワーシャ・ブルイキン/  天希ほまれ
(ユリャーチンの住人)
コーチャ/  星咲希
(ワーシャの弟)
ラヴィ/  瑛美花れな
(ワーシャの弟)
ポーリャ/  都優奈
(ワーシャの弟)
アンフィーム・エフィーモヴィチ・サムデヴァートフ/朱紫令真
(ワルイキノの住人)
竜騎兵の連隊長/  夕陽真輝
号外売り/  天飛華音
   
   
    
         
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20:27 |  星組公演  |  EDIT  | 
2018.01.05.Fri

歌劇2018年1月号

     

  
歌劇2018年1月号の表紙は、花組トップスター・明日海りお氏。
 
新年1発目の内容は…
 
カラーポート
轟悠&紅ゆずる&綺咲愛里&明日海りお&仙名彩世&望海風斗&真彩希帆&珠城りょう&愛希れいか&真風涼帆&星風まどか&
美弥るりか&芹香斗亜&彩風咲奈&礼真琴&柚香光&
愛月ひかる&凪七瑠海&七海ひろき&彩凪翔&華形ひかる&
月城かなと&星条海斗&桜木みなと&沙央くらま&瀬戸かずや&鳳月杏&
朝美絢&水美舞斗&瀬央ゆりあ&暁千星&永久輝せあ
サヨナラ袴ポート/  箙かおる
TAKARAZUKAニュース
               
STAGE PHOTO
雪組宝塚大劇場公演「ひかりふる路(みち)~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~」「SUPER VOYAGER!」
専科宝塚バウホール公演「神家(こうや)の七人(しちにん)」
月組宝塚バウホール公演「Arkadia-アルカディア-」
月組全国ツアー公演「鳳凰伝」「CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-」
雪組宝塚大劇場新人公演「ひかりふる路(みち)~革命家、マクシミリアン・ロベスピエール~」
              
STAGE INFORMATION
座談会「ポーの一族」(花組宝塚大劇場公演)
座談会「WEST SIDE STORY」(宙組東京国際フォーラム公演)
てい談「不滅の棘(とげ)」(宙組シアター・ドラマシティ公演)
楽屋取材「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!」(雪組宝塚大劇場公演)
      
二〇一八年 初春の夢
朝夏まなと東京公演千秋楽
退団のご挨拶&主な舞台歴/  箙かおる
新花組生紹介(103期生)
朝葉ことの&涼葉まれ&希波らいと&詩希すみれ&海叶あさひ&二葉ゆゆ&琴美くらら&颯美汐紗
ワールドワイド オブ タカラヅカ
えと文/仙名彩世&紫門ゆりや&真彩希帆&綺咲愛里&澄輝さやと
「組レポ。」/和海しょう&貴澄隼人&早花まこ&如月蓮&花音舞
陽月華の今月の華
     
楽屋日記
汐聖風美&琴羽りり from 雪組「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!」
夕陽真輝 from 星組「ベルリン、わが愛/Bouquet de TAKARAZUKA」
周旺真広 from 専科「神家の七人」
結愛かれん from 月組「Arkadia」
空城ゆう from 月組「鳳凰伝」
 
座談会「ポーの一族」より、センナさーん演じるシーラは20歳(の外見のまま)設定て… 冗談だろ、あのビジュアルどう見たって皇太后ゾフィーかカルロッタかクィーン・ダイアナかマリア公爵夫人じゃねーかよ    
  
   
  
    
「歌劇12月号」  「歌劇11月号」
       
関連記事
18:32 |  歌劇  |  EDIT  | 
2018.01.21.Sun

宝塚GRAPH2月号

   

  
グラフ2月号の表紙は、美弥るりか×月城かなと
東上初主演も決まった月城くんは、グラフ表紙初登場
いよいよ月3番手に昇格、かね。
     
ハイ今月の内容は…
 
SPOTLIGHT/  明日海りお
ESPECIAL TIME/  彩凪翔×美弥るりか
美ほどき/  愛希れいか
サヨナラポート/  沙央くらま
瀬戸チャンネル/  瀬戸かずや
The Costume/望海風斗&真彩希帆 from SUPER VOYAGER!
SIDE SHOT SELECTION/星組「ベルリン、わが愛/Bouquet de TAKARAZUKA」
ANOTHER STAGE/雪組「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!」
スペシャルポート/  芹香斗亜
石の上にも2年!?/  望海風斗&真風涼帆&礼真琴
トークDX/望海風斗×彩風咲奈 from ひかりふる路/SUPER VOYAGER!
TOPICS/  花組大劇場公演「ポーの一族」制作発表会
IDIOM3/  天寿光希&留依蒔世&暁千星&音くり寿
ドキドキ・わくわく/  真彩希帆
TOPICS/  朝夏まなとラストデイ in 東京
REN'S KITCHEN/  蓮つかさ×海乃美月
TOPICS/真風涼帆ら、宙組生14名「2017FNS歌謡祭第1夜」に出演
To The Future/  華妃まいあ&夢白あや
  
STAGE
専科バウホール公演「神家(こうや)の七人(しちにん)」
月組全国ツアー公演「鳳凰伝」「CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-」
月組ミュージック・パフォーマンス「MOON SKIP」
月組バウホール公演「Arkadia-アルカディア-」
雪組新人公演「ひかりふる路(みち)」
         
だってさ。
    
     
      
         
「宝塚グラフ2018年1月号」  「宝塚グラフ2017年12月号」
          
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14:07 |  宝塚GRAPH  |  EDIT  | 
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