2023.05.06.Sat
「カジノ・ロワイヤル〜我が名はボンド〜」

真風涼帆
アクション・ロマネスク「カジノ・ロワイヤル〜我が名はボンド〜」
原作/イアン・フレミング「007/カジノ・ロワイヤル」
脚本・演出/小池修一郎
時は1968年、世界はアメリカとソ連を中心とする冷戦の最中にあった。
パリでは学生や労働者たちを中心に「5月革命」と呼ばれる反体制デモが起き、鎮圧後過激派たちは「赤軍同盟」を名乗る地下組織に吸収されて行った。
イギリスが誇る秘密情報部「MI6」では、コードネーム「007」を持つ秘密情報部員ジェームズ・ボンドに、ル・シッフルと呼ばれるソ連のスパイを倒すよう指令が下される。
ル・シッフルは5月革命の際、ソ連の組織から赤軍同盟に送る資金を使い込んで窮地に追い込まれたため、カジノで一攫千金を狙っていた。
ボンドのミッションは、ギャンブルの腕を生かして彼に勝って資金源を断つことと、彼を生け捕りにして情報を吐かせること。
ボンドはジャマイカの大金持ちになりすまし、フランス大西洋岸ロワイヤル・レゾーにあるホテル内の「カジノ・ロワイヤル」に乗り込む。
折しも、ホテルではロマノフ家の遺族たちが集まり、次代の家長後継者を巡って争っていた。
末裔の1人、ソルボンヌ大学の院生であるデルフィーヌは、赤軍同盟に逃れた過激派学生ミシェルの恋人であった。
ギャンブルでボンドに負けたル・シッフルは、デルフィーヌが相続した財産を狙い、ボンドはデルフィーヌと関わりを持ち始める。
華麗なるカジノを舞台に、密かにめぐらされる陰謀と策略。
CIAやフランスの情報局員、ソ連側の工作員も加わり、ボンドの行く手には次々と危機が襲いかかる…
クールでソリッドな真風涼帆が、ジェームズ・ボンドに扮し活躍する、宝塚歌劇ならではのゴージャスでロマンチックなミュージカル大作に、どうぞご期待ください。
第二次世界大戦後、1968年――。
世界はアメリカを中心とする資本主義社会である西側、ソヴィエト連邦を中心とする共産主義社会である東側とに分かれ、直接戦火を交えることなく対立をしていた。
人々はそれを「COLD WAR・冷戦」と呼び、その前線で各国の諜報部員=スパイたちが密かに戦いを続けている。
イギリスが誇る秘密情報機関「MI6(エムアイシックス)」に属する男、コードネーム「007」を持つジェームズ・ボンドは、殺しのライセンスを与えられ、危険を顧みず激戦をくぐり抜けてきた優秀な秘密情報部員である。
ある日ボンドは、ソ連のKGB(カーゲーベー)に属する諜報部員であり、フランスにおける司令塔と言われてきたル・シッフルとギャンブルで勝負するよう指令を受ける。
ル・シッフルの経営するパリのナイト・クラブはフランスに於けるKGBの資金源であり、隠れたオフィスである。
だが、売上を使い込み、密かに店の買い手を捜すほど窮地に追い込まれたル・シッフルは、カジノで一攫千金を狙っているという。
KGBの資金源を断つことを目的に、ボンドはフランスへと向かう。
その頃、パリの街は学生や労働者たちが社会の変革を求め行った大規模なストライキ、「五月革命」が起こったばかりで、未だ反体制デモが繰り広げられ騒然としていた。
クラブの偵察のためパリを訪れたボンドは、デモに参加し警官に追われていた女子学生デルフィーヌを助ける。
不平等な世の中を変えたいという信念を持つ彼女に、ボンドの心は惹かれるのだった。
ル・シッフルとの勝負に挑むため、フランス西海岸のリゾート地、ロワイヤル・レゾーにある「カジノ・ロワイヤル」に乗り込んだボンドは、パリで助けたデルフィーヌと偶然再会する。
折しも、ホテルにはロマノフ家の一族が集まり、家長後継者を巡り争っていたが、亡きナタリア大公女の遺言によって、デルフィーヌが後継者として莫大な財産を手にすることになっていた。
年に一度開催されるカジノ最大のイベント「バカラの夜」が始まった。
ジャマイカの大金持ちに扮しゲームに臨んだボンドだったが、ル・シッフルが彼の正体を知ったことで、戦いは熱を帯びていく…。
偶然関わりを持ったデルフィーヌが心に掛かるボンド、そしてデルフィーヌが相続した財産を手に入れようと画策を始めるル・シッフル。
様々な陰謀と策略に立ち向かうため、ボンドは命懸けでミッションを遂行していく――。

やって参りました。
まかじゅんサヨナラ公演でございます。
トップの退団作が1本物というのは珍しい。
近年では2006年のタカハナ退団公演ネバセイ以来。
トップとしての任期は5年7ヶ月。
コロナで公演ストップしていたイレギュラー期間もあるものの、
平成以降では和央ようか(6年2ヶ月)・柚希礼音(6年)に次ぐ長期政権を記録っ

みりおの5年半を僅かに超えた。
真風くん大劇場主演9作目。じゅんぱな4作目。
大劇場主演数でカウントすると、柚希11作・和央&明日海10作に次ぎ、惜しくも4位。
2023年3月11日〜4月17日(宝塚大劇場)、5月6日〜6月11日(東京宝塚劇場)
での公演スケジュール。
いやはや、宙組てーへんなことになっとります

まかかの、いやまさかの文春砲被弾。
トップ真風が前妻にDVしてたことが報じられ、まかまど離婚に至るまでの経緯が明らかに。
しょーもな。
真風氏、前コンサートのMCで泣きながら謝罪。
「私のことは嫌いになってもまどちを嫌いにならないでください!!」
ま当然と言えば当然やけど、一緒に嫁いびりをしてたとされる寿組長も引責辞任。
何かあった時に責任とらされるのが管理職の務めやからね。
よって今作の退団者は、まかじゅんの他、
寿つかさ(76期)・秋音光・紫藤りゅう(96期)・澄風なぎ(99期)・湖風珀(102期)
の計7名に。
そして…
2023.01.08.Sun
「MAKAZE IZM」

真風涼帆
真風涼帆リサイタル「MAKAZE IZM」
構成・演出/石田昌也
宙組トップスターとして圧倒的なオーラを放つ真風涼帆の魅力を詰め込んだスペシャルステージを、東京国際フォーラムにて開催。
真風涼帆のこれまでの歩みを振り返る思い出のナンバーを中心に、リサイタルならではのバラエティに富んだ演出でお届け致します。
真風涼帆の過去と未来に迫る『MAKAZE IZM』にご期待ください。

まかコンまかコン。
真風涼帆、退団を前にしてのプレサヨナラコンサート IN 国際フォーラム。
年明けからの各組公演、また公演ストップが続いていますが、こちらは全日程完走できるでせうか。
2023年1月9〜19日(東京国際フォーラム)
計10日間16公演でのスケジュール。
出演は…
76期:寿つかさ
92期:真風涼帆・松風輝
95期:桜木みなと
96期:秋音光・紫藤りゅう
98期:小春乃さよ・瑠風輝
99期:若翔りつ
100期:優希しおん・天彩峰里
101期:真名瀬みら・水音志保・雪輝れんや
102期:潤花・花宮沙羅・湖風珀・夢風咲也花
103期:有愛きい・彩妃花
104期:嵐之真
105期:愛未サラ・美星帆那
106期:鳳城のあん・風羽咲季
上は組長研33から下は106期研3まで、計25名が出演。


宙組「MAKAZE IZM」 宙組「MAKAZE IZM」
\9,900 Blu-ray 特別編集号
2022.10.16.Sun
「HiGH&LOW/Capricciosa!!」

真風涼帆
TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE「HiGH&LOW-THE PREQUEL-」
原作・著作・構想/HI-AX
脚本・演出/野口幸作
2015年に連続ドラマとして日本テレビ系列にて初放送された「HiGH&LOW」は、2020年までにシリーズ5作が放送される他、2016年より公開された映画シリーズは作品数にして7作、累計興行収入78億円、累計観客動員555万人を突破した、音楽・コミック・ゲーム・SNS・テーマパークなどあらゆるメディアを融合させた「総合エンタテインメント・プロジェクト」。
この壮大なシリーズの作品群の隠された前日譚(THE PREQUEL)を新たに構想、宝塚歌劇の世界観での舞台化に挑戦いたします。
時はムゲン解散から数ヶ月後、「SWORD」誕生前夜の物語である。
かつてムゲンという伝説のチームがこの一帯を支配していた。
しかしある事件をきっかけに突如ムゲンは解散。
無数のチームによる抗争が後を絶たなかった。
そんな中、ひとりの女性が現れる。
彼女と恋に落ちたのは、「山王連合会」のリーダーのコブラ。
だが、二人には抗うことのできない運命が待っていた…。
「守るべきものができると弱くなる」
それは戦うモノたちのセオリーなのか。
やがて頭角を現す五つのチーム「山王連合会」「White Rascals」「RUDE BOYS」「鬼邪高校」「達磨一家」。
その裏には、コブラを無口にさせる悲恋があった…。
LDH JAPANと宝塚歌劇団による強固なコラボレーションを通して、究極の男役を体現するトップスター・真風涼帆と宙組による、守るべき女性・守るべき街との間で葛藤する男たちの愛と闘いの物語にどうぞご期待ください。
生まれ育ったこの街を守るため、今日も拳を振りかざす――
ムゲンの元メンバー・コブラは、同じく元ムゲンメンバーのヤマトをはじめとした幼馴染たちと山王連合会(さんのうれんごうかい)を結成し、日々喧嘩に明け暮れていた。
ある日彼らは、羅千地区で勢力を持つWhite Rascals(ホワイトラスカルズ)が主催するパーティーの招待状を手に入れる。
「人生を変える何かが待っているかもしれない!」
敵を知る絶好のチャンスだとヤマトたちは盛り上がる。
無意味な抗争を好まないコブラは胸騒ぎを覚えるが、山王連合会の頭として逃げるわけには行かず、渋々同行するのだった。
「Party Time!」
街外れの豪華な古洋館。
White Rascalsのリーダー・ROCKYの合図で踊り始める招待客に紛れ、コブラたちもドレスコードの白の衣装と仮面を着け、忍び込んでいる。
挨拶に立ったROCKYは、夜の街で働く女性たちにとっての楽園、クラブheavenを新たに立ち上げることを発表する。
だがその時、White Rascalsのメンバーと言い争いながら飛び出してくる一人の女性が…。
「マジかよ…あいつ」
何やらトラブルを抱えている様子で走り去っていったその女性に覚えがあったコブラは、彼女を追いかける。
「…お前、カナだろ」
コブラが数年振りに再会したその女性は、幼馴染のカナだった。
見た目は大人になったが、中身はお互い全く変わっていないことを知り、昔に戻ったかのように言葉を交わすコブラとカナ。
だが、カナはショッキングな事実をコブラに告げる。
「…私ね、もうじき…死ぬの」
医師から余命半年と宣告されたカナが手に持っていたのは”死ぬまでにやりたいことリスト”。
人生の終わりに、生まれ育った街でやり残したことを叶えたい――
カナは、一緒に街を巡って欲しいとコブラに頼む。
守るべきものが増えると、喧嘩が弱くなる…
コブラはカナに危険が及ぶこともあるかもしれないと一度は断るが、その熱意に根負けする。
「One Day, One Lifetime」
一日を一生だと思えば、いろんなことが愛おしく感じられる…
カナの思いに寄り添い、コブラはカナのリストを一つずつ叶えていく。
しかし、カナを連れて逃げたのは山王連合会のコブラだということがROCKYの知るところとなる。
ROCKYが女性を守る理由…それは、幼い頃に母と姉が自ら命を絶ってしまったことにあった。
カナの様子が亡くなる前の母に似ていると感じていたROCKYは、コブラとカナの動向を部下に探らせる。
また、さらには山王街の覇権を狙う謎の組織も出現。
事態は、山王連合会、White Rascals、RUDE BOYS(ルードボーイズ)、達磨一家(だるまいっか)、鬼邪高校(おやこうこう)…群雄割拠の一帯を巻き込む大抗争へと発展していく――。
ファッシーノ・モストラーレ「Capricciosa(カプリチョーザ)!!」-心のままに-
作・演出/藤井大介
“Capricciosa”とはイタリア語で“気まぐれ”“勝手気まま”といった意味を持つ言葉。
放浪の伊達男カプリチョーザが、イタリア各地を巡る中で遭遇する様々な出来事を綴った大人の雰囲気漂うショー作品。
トップスター真風涼帆を中心に、宙組の個性溢れるスター達が繰り広げる、パワフルでセクシーな魅惑の世界をお楽しみください。

ヅカローでハイローだぜ。
宙組前作に続きLDHとコラボ。
まかじゅん大劇場3作目にして、真風くん大劇場主演8作目。
まだまだまだまだまだまだまだまだ辞めないぜ~~。
2022年8月27日〜9月26日(宝塚大劇場)、10月15日〜11月20日(東京宝塚劇場)
での公演スケジュール。
退団者は5名。
留依蒔世(97期)・希峰かなた(99期)・琥南まこと(100期)・惟吹優羽・花城さあや(101期)也。
結花のの(研2)が前作に続いて全日程休演。
朱涼(研2)がムラ初日〜9/2休演。
かつてムゲンという伝説のチームがこの地区一帯を支配していた。
その圧倒的な勢力により一帯は統率が取れていたが、突如ムゲンは解散、それまでムゲンが治めていた地域は無法地帯へと変貌していく。
しかし、それは新たな時代の幕開けを意味し、やがて自分たちの大切なモノを守る5つのチームが頭角を現し始めた――。
S 山王連合会
無法な輩から街を守るため結成された、山王街二代目喧嘩屋
コブラ・ヤマト・ダン・テッツ・ミチオ・センタ
W White Rascals
傷ついた女性たちを守る、誘惑の白き悪魔
ROCKY・KOO・AIZAWA・BITO・ENARI・SHIMURA
O 鬼邪高校
全国から札付きの粗暴者が集まる、漆黒の凶悪高校
村山良樹・古屋英人・関虎太郎・中茎・中林・中園
R RUDE BOYS
天涯孤独の者が集まる治外法権の街「無名街」の守護神
スモーキー・タケシ・ピー・イブ・アズサ・ララ
D 達磨一家
“復讐の壊し屋一家”の異名をとる武闘派集団
日向紀久・加藤鷲・右京・左京
5つのチームの頭文字を取って、この一帯はSWORD地区と呼ばれるようになる。
これはその少し前、SWORD誕生前夜の、ある夏の終わりの物語――
ハイ…